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2021年10月5日火曜日

kalafina 『red moon』歌詞解釈・考察

 kalafinaの最高傑作だと思っているこの曲。

ベストアルバムで聴いて知りました。

歌詞→Kalafina red moon 歌詞 - 歌ネット (uta-net.com)

YouTube(音源)→ https://youtu.be/hcGasIF4WkA

曲が好きすぎてピアノでよく弾き語っているのですが、段々と感情移入しながらうまく歌えるようになりまして、そのうちに恐らく誰もしていないであろう解釈を突然思いつきました。

考えずに感じるべき歌詞という気もしますし、各々が人生と重ねて聞くとよい曲なのかなと思うので話半分みたいなところはありますが……。(センシティブなワードが出てくる部分があります。ご注意ください)





まず、red moonという言葉は満月、月食を表すっぽいですね(詳しくはわかりませんでしたが)

また、歌詞にも「六月の」と出てきますし、6月の満月を表す「ストロベリームーン」というのを調べてみました。(月が赤く見えることがありますが、ストロベリーという言葉自体は赤い色とは関係ないそうです)

ストロベリームーンは「恋を叶えてくれる月」。そして満月は子供を宿した子宮の象徴。

…と、ここで、別の方の考察を紹介しておきます。

こちら→音◆red moon 感想その1: カゴの中の鳥 (way-nifty.com)

かなり納得のいく考察というか、自然に考えたらそんな感じだよなあと思います。

まあ、私は初めて聞いたときは子供がどうこうとは思わなかったのですが、失恋はしてると思ってました。

でも、段々と、もし失恋してるわけじゃなかったら?と思うようになりまして。


結論から言いますと、子どもが欲しいカップルの歌なんじゃないか?という気がしてきたんです。

1連目~4連目が恋人同士の馴れ初めから蜜月(?)的な歌詞なのはいいとして、でもやっぱり、「音楽」とか「歌」とか「赤い月」は愛し合う二人が生み出すもの、つまり子供なのかなという感じがします。「アレルヤ」もそうかも。

そう考えると序盤からちょっと聞こえ方が違ってくるかも?という感じ。

で、5連目ですが、なんか不妊で悩んでる人の心の叫びに聞こえてきたんです。

もちろん私が好きに解釈しているだけなのですが、この歌がそれを表しているというよりも、現実で悩んでいる人はこんな心情なのではないだろうか?と段々思えてきたというか。

「人は何度叫ぶのだろう」というのが、ああ、またダメだった、という失望のようにも感じました。

この解釈だと、5連目でいきなり絶望しつつ、同時に希望も持っているのがなんか納得できます。

次の6連目の冒頭、「生きて行く」は、自分自身が生きるというのもそうだし、人類が命をつないでいくという意味なのかなと思ったり。

運命をカルマと読んでますし。

7連目、ここだけ「歌」ではなく「うた」と表記されています。

7連目ではまたちょっと明るい感じを受けるのですが、8連目、やっぱり悲しい。

これはどういうことなんだろう…?って思ったりしますが、私の中での8連目の解釈は「流産」です。

幸せがやってきたと思ったけど、文字通り砕け落ちてしまったような。

そもそもこういう解釈をするようになったのが、色々調べていて知ってからのことなのですが、世の中には不育症というものもあるんですね…。なんか悲しい。

(真面目な医療的なブログじゃないのでこの辺の言葉、検索に引っかからないでほしい)

ここまでくると「恋も夢も『いつか』消えて」というフレーズが納得できます。

現代の不妊治療とかだと、夫婦間の温度差とか、仕事にも影響が出て、とか体がつらいとか色々聞きますよね。多分治療してなくても、周りも自分たちも納得して諦めているつもりでも、知らず知らずのうちに二人の間に溝ができていったりもしますよね…。

そしてその後、「『それでも』まだ届かぬ声」、ここが「それでも」という言葉で繋がっているのもしっくりくるような気がします。

9連目、10連目は詳しく考え始めるとよくわからないのですが、絶望に吞まれそうになりながらも、綺麗ごとだけでは生きられないことをかみしめながらも、希望を信じているように感じます。

特に10連目の「たった一度だけでいい」があまりにも切実に感じられてきません?

まあ、何にしろ、私はこの、どこか胎内を思わせる赤黒い感じの音の世界とか、振り絞るような情念の表現が大好きです。


(さらに、アルバムでこの次の曲が『光の旋律』ということらしいですが、もしやこういう困難を乗り越えて生まれてくる子供の歌なのではないか?という気すらしてきます。)


追記:この曲、頭文字が大文字になってないところが好きです(表記ミスではないはず)

2018年11月26日月曜日

倉橋ヨエコ 鳴らないピアノ 歌詞考察


いつも以上にメモ的な書き方になります。読みにくいかもしれません。めちゃめちゃ個人的な感情が入ってます笑


ヨエコさんの特徴的なジャズ歌謡とかピアノの旋律の美しさ、というものからは少しはずれた曲ですが、個人的に、一番歌詞もメロディもインパクトがあるし好きです。

しかも、最後のアルバムの最初の曲というのがいい。

ヨエコさんにとって、初めて作った「自分から別れを決意する曲」だったそうですが、その力強さにあふれています。

その歌詞を聴いて、なぜかわからないけれど、私は初めて、自分は今まで流されるままに生きてきてしまったのかもしれないと思いました。
今までも別れを決意する(恋愛だけでなく、過去との決別なども含む)曲は好きだったんですけど、この曲には有無を言わせない説得力があります。


正しい愛とは何か、というのは難しいですが、人間全体にとって客観的に「正しい」ことと、自分にとって正しいことをどちらも意味しているのではないかと思います。
本当は正解なんてないし、自分にとって正しいかどうかがすべてだと思いますが、この歌の中で、女性はそれを混同しているような気がします。
混同というか、混乱しているんです。多分。


私のピアノとは何か

ピアノ≒心だと思います。自分の心をストレートに表現する手段。

それを踏まえると、1番のサビは、「心に響かない」のではなく「心が響かない」のです。

そして最後にピアノは蓋を閉じます。
相手に対する恋愛感情を完全に失ったことを意味すると同時に、ヨエコさん自身が世の中に対して今までのように発信するのをやめようと(無意識のうちにですが)決意していたことを表しているのではないかと思います。


2番のAメロ

あばたもえくぼと言いますが、それの逆です。

長所がひとつも見えなくなるのです。

おそらく、嫌いになったのではなく無関心になったのだと思います。(好きの反対は嫌いではなく無関心というやつ)



この歌のシチュエーションについて

「むごい嘘」から、女性が裏切られてしまった感が凄くありますが、私はあえてそうではない状況をイメージして聴きました。(より「力強い」イメージで聴きたいので)

相手の男性は凄く口が上手いんです。
ただ上手いんじゃなくて、言っているときはすべて本気でそう思っているし、将来のためにいろいろ実行しようと思っている。
もしかしたら、その人の言うとおりにしていればうまくいくかもしれない。

だけど、女性の側からしたら信用できないわけです。
結果はいいかもしれないけど過程がよくない、みたいな。

過程こそが「正しい愛」なのに、それを無視されている気がする。

そして、一見すると相手に凄く愛されている状態のままなのに、それを「嘘」と言い切って別れを告げるみたいな…


今まで、私は恋愛や結婚、出産を経験した女性が失うものについて考えてきたのですが、そうでなくても何かを「捨てる」ことってあるんだな、と思わされた曲でした。(順番的にはこっちの方が先だとは思いますが...)

2018年10月19日金曜日

【J-POP】人工衛星by相対性理論 歌詞考察


音楽の中に「相対性理論」というカテゴリを作ってしまいました。
これから他の曲についても書く…のかなあ。
まあとにかくバンドとしては一番好きです。

『人工衛星』は相対性理論の3枚目のアルバム『シンクロニシティーン』の3曲目に収録されています。


歌詞はこちら→http://j-lyric.net/artist/a04f804/l020128.html




※久々に聞いたら印象変わったので一部書き換えました(2023年)


Aメロがわかりやすいマイナー調なのが好きです。


まずは1番、2番の出だしで気になるこれらの言葉。


人工衛星マギオン:チェコスロバキア(現:チェコ)の人工衛星のシリーズ

(出典:Wikipedia)

空中庭園バビロン:メソポタミア地方の古代都市


サビの「プラハ」と「ペルシャ」はここからきていますね。調べて初めて知りました。

あとはこれ。


散開:「散開星団」のことを指しているのか、単に散らばっているという意味なのか...。散開星団なら、朱い色が混ざっているというのは老いた星が多いということでもあるのですが、単にイメージカラーと解釈した方がいいのかもしれないですね。



◇「彼」の人物像


明らかな情報としてあるのが、「シャイ」で2番では「逃亡中」であること。


あとはおそらくプラモデルが趣味です。生粋のオタクです。


女の子が嫌いなわけではないのですが、迫られると腰が引けてしまって思わず逃げてしまうのです。


「完成前の世界を壊す」という表現が地味に一番「彼」の性格を表していると思います。


これはおそらく世界そのものについて歌っているのではなく、彼の世界について言っているのだと思います。機械とかパソコンとかプラモデルばかりを相手に生きているであろう彼の繊細な世界観が、彼が(精神的に)大人になることで完成されてしまう前に、自分が入り込んで壊してしまおうと言っているように聞こえます。


この感覚は上手く説明できないのですが、オタクっぽい男子を相手にしたときにめちゃめちゃ感じます。


◇寄り添っている二人とは誰か


これがよくわかりません。というかこれさえなければわかりやすいんですけど…


歌詞の最後でどうやら写真の中の話であるということが明かされているので、「わたし」と「彼」なのでしょうか。(もし写真じゃなかったら、女性の方はほぼ第三者だと思いますが…)


写真の中の二人が「わたし」と「彼」だと仮定した場合、この二人は付き合っていて、今現在その彼に逃げられているところだと思います。(別れを告げられたのかは何とも…)


Aメロを見ていると現在進行形で片想いをしているように思えますが、この仮定では違います。

彼が「シャイ」であるがゆえに付き合っているのに不安であり、プラモデルその他が一番の恋人で、自分が二番のように思えてしまうのです。

だから追い続けます。そして皮肉なことに、彼はそれを重荷に感じて逃げてしまうのです



(女性が第三者のパターンも書こうと思ったんですけど、「フィルム~」という歌詞からして、個人的にどうしてもそう思えないのでやめておきます。もし第三者だったら過去の思い出を閉じ込めたイメージで書かれることはないのではないかと)


◇最後の恋


この最後の連の歌詞、絶妙ですよね。

VIPというのは普通に要人という意味のあの省略語だと思うんですけど...

となると、最後の恋はしっかりと大切にされたいみたいな意味かなと思ったのですが。

彼が成長してそうなってくれることをまだ願ってしまうのか、半分諦めていて他の(自分を大切にしてくれる)人を探してしまうのか、どちらとも取れる気がするんですよね(というか両立すらするかも)



歌詞に思い当たる節がありすぎて、そっちに寄せて書いてしまいました…笑


難しいですね。全く違うとらえ方もできるような気がします。




2018年10月6日土曜日

昭和後期だからこその曲『思秋期』by岩崎宏美の歌詞の意味を考える


今まで何となくオタクっぽいものを中心に書いてたんですが、そこまで深入りしているジャンルが特にないことに気づいたので自由にジャンルを広げてみます。

昭和歌謡は実はかなり好きです。


思秋期は岩崎宏美さんの1977年の曲。何かもう歌詞が素敵すぎるでしょ、って思ってます。


歌詞はこちら→http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=37737



◇時代を感じさせる歌詞


この曲の歌詞は今の日本ではありえない、ただし当時は当たり前だった色々なことを前提にしています。


もちろん私のように昭和が終わってしばらくしてから生まれた人間には実感を持ってわかるわけではないのですが、一応こんな感じかと。


・最終学歴は高卒が一般的である

・今よりも「若い」と言われる時期が短い(その一方で一分一秒という時間に追われることはなくゆったりとしている)
・携帯電話が存在しない(前駆体があったとしても普及していない)
・同級生みんなの住所を名簿で配られて知っている


一つ目、二つ目は、大学生活がモラトリアムであるのに対して、高卒で就職(場合によっては結婚)するというのは自立の早さを意味しているということです。

十九歳にして「青春は過ぎた」と言い切るのは衝撃的でした。

それと同時に、そんな懐かしい思い出を、卒業から半年経ってから語っていますね。もちろん今でも時間が経ってから実感がわいてくることはよくありますが、無理やりジャンルに当てはめるならば「卒業ソング」であるものを秋を舞台にしたのは、この頃の時の流れのスピードがあってこそだと思います。



三つ目、四つ目は「絵葉書を書く」という動作に集約されます。

ずっと過去を回想していたのが、最後で現在の動作の描写に切り替わります。
今だとライングループを見ながら「こんな人いたなあ…」で終わってしまいそうです。


◇「私」を取り巻く三人の男性

さりげないようでいて、一つの歌の中に三人登場するというのはやっぱり多いです。


でも、一人しか出てこない代わりに軽そうな歌詞が綴られているよりも、逆に一途に生きているような、上品な感じがします。


1番と2番のAメロ計4回のうち、あとの3回で一人ずつ出てきますが、この順番には少しだけ意味があるのではないかと思います。



一人目の人は「あたたかい心」を持っているということなので、それなりに交流があり、上手くいっていたのだと思います。


しかし、別れの言葉を告げられている。


これは、その人のやさしさに頼りすぎてしまったとかそういう風に考えることもできますが、純粋に上京してしまったから別れなければならなくなったのかもしれません。


個人的には後者の解釈の方が好きです。どことなくノスタルジックなので。


これが「両想いだった」パターンです。


一番最初に、幸せだったのになあ…、と思い出したのかもしれません。



二人目の人は、お互いに意識していなかったけれど、そういう雰囲気になって気まずくなった…という感じがします。


ただ、「ごめん」とはっきり言われてしまっているので、どちらかというと自分から相手への片想いのように見えます。「そもそもうまくいくはずもなかった」パターンです。



三人目は相手から自分への片想い。


これが最後に来ているのは凄く効果的です。


自分を思ってくれている人がいたのに、今一人ぼっちでいる必要はなかったかもしれないのに、それを自分のその時の行動ひとつで断ち切ってしまった後悔みたいなものを感じます。



◇今の「私」はなぜ一人なのか


はっきりといつも一人でいるとかは書いてないですが、歌詞全体から孤独がひしひしと伝わってきます。


ここで考えられるのは、「はたから見たら一人ぼっちではない」状態です。

おそらく就職していて、結婚はさすがにまだしていないと思います。(本当に結婚してしまったらもっと考え方が変わってしまうので)

そして、興味のわかない人とのお見合いなんかを親にさせられているのかもしれません。

そうすると、「人にそれなりに会っているのに、誰にも心を許せず孤独を感じる」というのが自然な状況として浮かび上がってきます


「青春は過ぎた」といいつつまだ大人になりたくない心理をしっかりと表しています。



◇思秋期というタイトル


思春期と「~思う秋の日」を掛けているのはすぐわかります。


それと同時に、思春期と対になっているような、さびれた印象を受けます。


そもそも歌詞だって、メロディーの秋っぽい雰囲気を無視すれば最後の方を変えるだけで簡単に春の歌にできます。


そこを敢えて秋にすることで、寂しさと大人っぽさを演出しているのだと思います。


2018年3月20日火曜日

【J-POP】バーモント・キッスby相対性理論 歌詞考察


バンド『相対性理論』のアルバム、ハイファイ新書の最後の曲です。


歌詞はこちら→http://j-lyric.net/artist/a04f804/l0158ac.html

長々と引用するのもあれなので、いくつかの単語に対しての解釈を書いてみます。
あくまで私の中のイメージです。
この歌自体にはどんな状況にも当てはまるものがあると思うので、考えずに感じてください。

世界征服


決して大袈裟な話をしたくてこの単語をいきなり入れたわけではないと思います。
今はグローバル化が進んでいたり科学技術が発達したりしているので、「世界」というと地球全体とか宇宙とかまで話が大きくなりますが、本来、一人の人間が知りえる「世界」の中で、何でもいいから一番になりたい、自分の思い通りになってほしい、ということだと思います。

二重生活


もうこれはわかりやすいというか、そのままなんじゃないでしょうか。
仕事をしている自分と、家で献立を考え、掃除や洗濯をしている自分。

その日暮らし


この単語がじわじわと歌の中で違和感を残すというか、2通りの解釈がある気がします。

1つ目は、夢をもって上京したけど実際には安月給のバイトをしているばかり、みたいなリアルなその日暮らし。

もう1つは、定職についていて、お金もいっぱいあるんだけど、精神的に未来に不安を抱いている感じ。一番きついパターンだと、次の日になったらリストラを宣告されるかも、とかもあるかもしれませんが、私はそれよりももっと軽いことなんじゃないかと思いました。例えば今日は機嫌のよかった上司に明日は怒られるかも、とか、明日の営業成績発表が怖い、とか。ちょっとしたストレスがいつ待っているかわからないという、比喩的な使い方。

個人的には後者の方が歌詞の他の部分に合っていると思います。

破壊工作


いわゆる「ガラスの天井」を破壊することを指しているのかと。
日本の女性管理職とか、アメリカの大統領とかに関してよく言われている話ですね。

 

妙な予感


簡単にわかるようで一番言葉にしづらいです…
個人的にここから思い浮かべるのは、かつて言われていた(リアルタイムでは知りませんが)「女はクリスマスケーキ」(=25になったら売れ残り)ですね。
自分の年齢への焦りとか、周りとの温度差とか。

今ではもちろんそんな風には言われませんが、表面的に見えなくなっただけで、実は大して変わってないんじゃないかと思うわけです。
昔と違って言葉にして他人に言われないからこそ、空気を感じてしまう。


甘く危険な日々


この言葉にも、「その日暮らし」と同じような矛盾を感じます。
なぜ、ラブレターを渡せない日々=甘く危険な日々なのか。
一見すると逆のような気もするのですが、何か凄く納得してしまいます。

勉学に励む日々、仕事に打ち込む日々、何か夢に向かって努力する日々、みたいな、後から考えると辛かったりカラカラに渇いていたりする生活が、のめり込んでいる最中の本人からすれば「甘く危険な日々」なのです。
学校のテストでも仕事でもそうですが、成果が出るかもしれないし出ないかもしれない。
ある程度は努力次第だけどそれだけですべてが決まるわけではない。
いつも、わかりやすい結果が出るまでの間、ドキドキしている。
一段落ついてみると自分が疲れていることに気付くんだけど、それまでは集中しているし、不思議な高揚感に包まれていて、いくらでも頑張れるような気になってしまう。
そういう日々に別れを告げる、ということだと思います。



この歌詞が言っていることは、現代の「女性活躍」なんかとは真逆です。
しかし、旧時代的な、女性は家庭にこもっていればいい、という観念を押し付けるものでもない。
女性による、女性のための歌詞だと思います。(相対性理論としては珍しくボーカルのやくしまるえつこさん(ティカ・α名義)が作詞しています。)

少女が女になる時。
人生に疲れた時。
夢を諦める時。
それに対して、絶望を感じる必要はない、という。


2022年追記:割と「バーモント・キッス 意味」と検索されているということに驚いてます。
意味っていう単語、使ってなかったはずだけど引っかかるんですね…。
ということで書いてみます。

意味自体は歌最後に言っている「はちみつキッスは~」と同じということでいいのではないでしょうか。(謎ですけどね)


あと、めちゃくちゃふっと思いついてしまったのですが、
蜂蜜🍯って、働き蜂が作るじゃないですか。
そして蜂って、特殊な社会構造をしていて、他人(蜂)のために頑張るじゃないですか。

多分、曲の本来の意図とは関係ないと思うのですが、つなげて考えてみても面白いと思うんです。

曲の最後で、〜キッスは誰のため、彼のため、つまり他人のためなんです。
じゃあ、単にその彼に一生を捧げます、という歌なのかというとそうではない。
「はちみつキッスはどんな味?」と言うだけで、はちみつキッスに関しては誰のためとか言わないんです。
で、一番最後の最後だけ、はちみつキッスを「神様に」と言って終わる。


ということで、この歌は、
「自分が主役の人生を終えよう」、
という歌なのだと思います。


というか、私自身が20代になってそう思うようになって、
そう聞こえてきました。
恋愛とか結婚とかだけでなく、広い意味でそうだと思うんです。

「神様」というのは、具体的には子供って解釈しても面白いと思うし、でもそれだけだと幅が狭まってしまうから、もっと一人一人が自由に解釈するべき何かだと思います。


…ここまであくまで一解釈ですが、本当に深い曲ですね。。。




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