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2026年10月8日木曜日

『付き合ってあげてもいいかな』を一気読みしたので感想を勢いで書く

 ※ネタバレ注意!!!


偶然鞘師里保さんの『幸福失格』MVがサムネに出てきて、妖しげな雰囲気と赤いドレスの美しさに目を奪われ、聴いてみたら良すぎて何度もリピートしてしまいました🎹👠

で、コメント欄に結構ドラマの話が書かれていたので気になって検索→そのまま全巻読みました。

普段漫画の感想を書いても、書き直し続けてしまってなかなか投稿できなかったりするのですが、今回は勢いで書いてみます。(後でちょこちょこ編集するかも)


まず、漫画サイトでタイトルを検索してみた感じ、絵がゆるい感じで、え?この曲とこの漫画が結びつくの…?と思いながら読み始めました。

絵が魅力的で小物もおしゃれなものが多くて素敵ですよね💞

シンプルな絵柄だけど結構構図とか、何を描くかみたいなのが凝ってるシーンが多いなってのも思いました。

冴子とみわの水族館デートで、水槽内からの視点でちょっとだけみわのスカートが見えてるカット(伝われ)とか、ビンゴみたいな小物がアップになってたりとか。


で、全体の感想でいうと、、結構早めに別れますよね。

衝撃でした。

そして、あとがきを読んで、「別れるまでを丁寧に描く漫画があっても良くない?」と書かれているのをみて、まさに私が前から思っていたことすぎてまたまたびっくり。

なんですけど、、結末が気になりすぎて最終巻のお試し部分を読んでしまいました。

あ、これ復縁するやつだ、、。

というか、『幸福失格』のラスサビの歌詞からして多分復縁するんだ、、と思ってました。


どうやってそこに至るのか気になりながら最後まで読みました。

嫉妬、性、過去のトラウマ、世間からの目、心の闇、あたりは全体を通じてのテーマだったのかなと思います。

最終的に二人が復縁できたのには性的に相性がよかったというのは大きかったんだろうなって思います。それが合わなくて別れるパターンも描かれたし。


トラウマについては、メインだけじゃなくて、結構いろんなキャラの過去のトラウマ(大小あり)が書かれましたよね。

世間の目については、志帆先輩の振り方が衝撃でした。

本当にすごいなって。作者さんの言語化能力が鬼ですよね笑

先輩が最終的に親からも辛い恋愛からも自由になってずっと楽しく生きられてたらいいなって思います。


心の闇は、、みわが塞ぎ込んでしばらく出てこなかったあたりですかね。まあ風邪でもあったんですけど。

みわは凄くネガティブなところがあるけど、これは過去のトラウマがすべてとかではなく、元々こういうピュアでみんながほっとけない泣き虫な感じの子なんだろうなって思います(ドラマでは容姿や演技からそれがよく伝わってきてよかったです)

あとは冴子がたまーに頭が痛いって言ってるのが比喩じゃなかったのがびっくりしました。


感情を揺さぶられるところはたくさんあったけど、個人的に冴子のお母さんパートで泣きました。

親の愛すぎる、、。

みわのお父さん→お母さんの話も良かったですね。こうしてみわみたいな純粋な子が育ったのかと何となく納得しました。


大学時代を思い出して懐かしい気持ちにもなりましたね。

こんな風に人生の夏休みでキラキラしてたな〜って。

学年が上がるごとにみんなの髪型髪色が変わっていったり、少しずつ落ち着いていって、就活の話をし出したのが寂しかったです。

だからこそ、ラストで冴子もみわも初登場シーンみたいな感じに戻ってたのがよかった。


「付き合ってあげてもいいかな」というタイトルが軽いようで重くて素敵だなーと思ってたのですが、伏線回収の仕方が最高でしたね。

最終巻あとがきでも、付き合う→別れる→復縁を対比的に書いてたみたいな話が乗ってましたが、最初に付き合ってあげてもいいって言ったのがみわで、最後は冴子がいうんですね。

(最初の方でも、告白の仕切り直しで冴子が「付き合ってあげる」みたいなこと言ってるシーンもあるけど)


漫画を読み終わった後でドラマも見ました。

まず、みわが良すぎる!!

原作だと比較的みんな同じような顔なので、やたらモテてるのがなんか不思議に感じてたのですが、ちゃんとやたらモテそうな雰囲気に仕上がってました。

顔の可愛さはもちろん、声が可愛い感じが。。


で、鞘師さん演じる冴子ももちろん素晴らしかったです。

掴めなさすぎてすごく難しい役だったんじゃないかなと思います。

鞘師さんをキャスティングしてくれて、歌わせてくれて本当にありがとうという気持ちです。

多分そうじゃなかったらMVも見てなかったと思うし。

1話のカラオケ大会での冴子の歌シーン、3話のライブシーンもよかったですね。やっぱり上手い!


あ、あと、二人の身長差結構ぴったりじゃね?!

女友達としては明らかに別グループ感半端ないのもよかったです。

(それだけの話じゃないのはわかってるけど)二人の雰囲気が合わなくて一度は別れるだろうなっていう感じが出てて切なくなりました。


ドラマでは話を単純にするためなのか細かいシーンとか脇役たちの設定とかかなり変更されてましたが、話のニュアンスは一切変わってなくてよかったです。


とりあえず以上です!


※追記1

ドラマ4話を見ました。

今までよりさらに原作と展開が違ってたけど、特にびっくりしたのが冴子が「下手くそ」って言ったところですね。

思わず原作を見返したら、、、確かに言ってました。

言ってるけど、言い方ちょっと違うし、間のシーンが全部カットされていきなり言ってたので印象が全く違いました。

でもこれはこれで映像としてインパクトありましたね。


※追記2

「幸福失格」がマジでよすぎるという話をしたいです笑

無理がないのにかなりメロディラインがぐねぐねしてて素晴らしい。

アレンジも好きです。

特に2番Aメロのウォーキングベースと転調前のピアノですかね。

あえて音数を減らした部分を作ってるのも癖になります。

転調後のラスサビが短くてアウトロもなくすぐ終わっちゃうのが、言いたいことは本当にこれだけだったんだというストレートなメッセージとして伝わってくるし、いい意味で物足りなくてもう一回最初から聴きたくなっちゃうんですよね。

サビ前半がかなり女性ボーカルとしては低いのも好きです。

サビの音域自体が広い曲は最近多いですが、この音域は意外とない気がします。

歌ってみると難しいんですよね。

もっと高音寄りor低音寄りであればそれに寄せた声の出し方ができるんですけど、この曲だとかなり丁寧に歌わないといけない。

歌詞もいいですね。。

漫画を読む前からなかなか凄い歌詞だな~と思って聴いてましたが、読んでみて色々納得しました。

原作(&ドラマ)はポップだけど重いみたいな感じなんですけど、「幸福失格」はエンディングなので、重さと色気を前面に押し出しつつ、ポップな鞘師さん(冴子)は本編を見てね~という。

ギャップにやられますね。

2022年2月28日月曜日

【感想】漫画『大奥』が面白すぎたので一番好きなキャラを紹介

男子だけがかかる赤面疱瘡という病がもし江戸時代に存在していたら…?という仮定の元、一般庶民から歴史上の偉人まで、200年くらいにわたって色々な登場人物の人生が描かれている一大スペクタクル。

よしながふみさんの作品です。(追記:2023年にドラマ化されるだと?!)

初めは江戸時代の義理と人情とか、恋愛とか、政治のこととかそういう部分に惹かれて読んでいましたが、中盤では学問や医療の話が重要になり、まさに今と同じような感染症との戦いの歴史が描かれていることに感動し、一気に読み進めてしまいました。(幕末になるとまた主題が変わりますが)

…そんなわけで、医療編、大好きです。

というわけで(?)、私の一番好きなキャラは平賀源内先生です。

あの自由奔放さ、天才さ、どこかインモラルな色気を醸し出しているところ。

物語中でどんどん時代が移っていくので、何かと若い頃と年を取ってからでは性格や容姿が変わってしまう登場人物が多く、読み進めるのが悲しくなったりもするのですが、源内先生は最後まで美しいままでした。(と言いつつ、やばい人物は大体若い頃から片鱗ありますけども)

…登場する(作中での)年数が短いからというのもありますが、でもやっぱり一番自分を貫いた人の一人だと思います。(※追記 ぱっと見で勝手にそう思ってたけど別に短くない)

あの怪我(&自主規制)させられた直後でさえ妙に落ち着いていて、でもやっぱり哀愁も危うさもあって…。

女性を口説いているシーンもドキドキして好きですが、個人的には青沼に相談したシーンが好きです。ふわふわしているように見せかけて、自分の頭脳に物凄いプライドを持っているのが伝わってくる感じが。考えてそれを人に伝えられなければもう自分ではない、という感覚、本当にわかります。

そして…。

青沼(生まれて初めて抱きしめた女があれかあ…)

ってええ…

いやわかるけど…

からの。

…あんたが無事で良かった

ん?ちょっと情が湧いてる?

そしてだいぶ時が経って床に臥せっている源内のシーン。青沼に会いたいという。

いつものらりくらりと生きていた源内にとって、恐らく唯一心を許した男性だったのではないかと。

不思議な交流、心を惹かれます。作中、恋愛でも友情でも親子兄弟愛でもない、特別感のある関係性が色々と描かれていますが、その中でも大好きです。

独特のふわふわした口調、最期まで健在でしたね。最後まで子供みたいな人だったとのちに言われているのがすべてだと思います。


そして、この2人と2人を取り巻く人々の力によって、11代将軍が男性になるというのも面白い。将軍が青沼のことをしっかり覚えていて恩を感じているのもよい。

最初の方から、家斉は女性だったら史実と比べてあまりにも別物すぎないか…?ということで勝手に男性なのではないかと予想していたのですよ。

まあ、歴史的な話はそこだけじゃないですよね。私はあまり歴史に詳しくないですが、ポイントポイントで史実をしっかり再現していることだけはよくわかります。

江戸時代の珍事件の数々まで上手く絡められていて、どこかでもしかしたらこんなこともあったかもと思わされるというか、実際こうでなくても歴史には語られない様々な出来事や事情があるのだと改めて気付かされますね。


ちなみに、最初の方は最初の方で好きだし、幕末編もそれはそれで好きです。

やっぱり初期は伝説的(?)な強キャラが多いし、あとは真ん中あたりまで読んだ人は最後まで読むことをおすすめします。ラスト、開放感が半端ないです。本当にカタルシス。それまで特殊な状況と怒涛の展開をとりあえず受け入れて浸っていたのが、いい意味で現実に帰ってこれます。現代だからこそ響くメッセージ性を持った作品であることが改めて伝わってきます。そして、そこまで生き残って登場する人たちは初期とはまた違う意味で強キャラ感が凄い。

(最初の方だと家光、最後の方だと胤篤が一番好きです。家光は一番表情が豊かでリアリティを感じると同時に手が届かない存在に感じるところ、胤篤はシンプルにラストシーンで惚れました笑)


最後に。

色々語りましたが、個人的には、そこそこの長編でありながらずっと絵柄がほとんど変わらないところが実は凄いのではないかと思っております。おかげで最初から最後まで同じ熱量で入り込めました。(アニメとかでも絵柄が変わると見る気をなくすタイプなので…)

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