個人的なハロプロ名曲トップ5を書いていきます。あくまでも個人の感想ですのでご了承ください。
ジャンルが偏りすぎていて、ハロプロの大人っぽい曲おすすめ特集?と思われそうですが、まあ実質そうかもしれません。
どんなアーティストが歌っていたとしても感動するだろうな、でも彼女たちが歌うのが一番ハマるんだろうな、そして音楽として語り継がれてほしいなという曲を本気で選びました。
知らない曲があれば一度聴いてみてください。損はしません。
◆5位三浦徳子さん作詞。
グループ卒業直後のシングルです。
この曲を知ってる人、どれくらいいるんだろう…と思ったり(今のハロプロメンバーも誰もカバーしてなさそうなので…)
いや、飯田圭織さんファンはきっと知ってるはずですけども。
後世に残すべき名曲だと思います。本気で。
アレンジが良すぎ。声が良すぎ。多くを語る必要はない、とにかく曲の湿度とか色がストレートに音から伝わってくる感じ。
アレンジだと特にサビ前のギターのフレーズが好きですね。
サビの異国情緒溢れる高音はマンドリンだと思ってるのですがどうなんでしょうか。
2005年のシングル。
「何も触んないで」というフレーズをセクシーに歌うのが凄い。
なんでこんな歌詞が書けるんだろう…。
なんか、全体的に、共感できる人には共感できる歌詞だと勝手に思ってます。19歳から22歳くらいの間にこんな経験したことある人きっといるはず…。
この曲の色っぽいテンションで「同い年なのに大人な男」と思うのってそのくらいの年頃だと勝手に思うんだ。
オリジナルはちょっと海というか砂浜っぽさがありますよね。
そして柴田さんの声だけ甘めなのがいい。ラストのフェイクが、大人っぽさもありつつ素の声の良さみたいなのが出ていて素敵です。
2005年のユニット曲。
とにかくアレンジが良すぎ。そもそもコード進行からオシャレすぎ。
Aメロで左から聞こえてくるパーカッションが地味にいい。
あとピアノの紛れ込ませ方、間奏のフェイクが素晴らしい。
これまた三浦徳子さん作詞です。さすが。
この曲調で季節を夏に設定したところに勝手にセンスを感じてます。熟れてる感じがする。
歌っている3人のうちの2人は当時10代前半なのに、タイトル通り大人の曲のような、でも少女のような、絶妙なバランス。
そして、鏡を見るのが怖いのはなぜか。
初めて聴いたときからずっと素敵な歌詞だなと思いつつなぜなのか考えてます。
わかるんだけど言葉で説明できないんですよ。
まあ、もしかしたら、恋する女の顔をしている自分を完全に認めるのが怖い…のかもしれない。
私自身、10代半ばくらいまでは鏡を見ると、あーあ今日も顔のコンディションよくないなあ、というかこういう顔なんだよなあ…と思っていたのですが、20歳くらいになると変わりました。
普通に生きてきたはずなのに、いつの間にか大人の女になっていて、自分が自分じゃないような変な感じがしたんですね。
そういう感覚なのかな…と思ってます。(年齢によってもどっちなのかって変わるよね的な、でもどちらかというと後者なのかなと)
2006年。ここまで近い年代ばっかですね笑
5曲の中で一番カバーされている曲という気がします。(というか他の曲ももっとみんなカバーしてほしい)
通常バージョンもピアノバージョンも素晴らしい。
2番の後の間奏が、通常だと教会っぽくて、ピアノだと優雅なワルツ感強めですね。
「こんなことばかりするために生まれてきた」という歌詞がなんか心に沁みてしまう。
そうは言ってるけど、舞台は日曜の早朝なんですよ。
多分平日は、大学か専門学校か、職場か、どこかに行っている。
普通の生活を送りながら、休みが来ると内に秘めた情熱が爆発するようにこのメロディーが流れる...。というのがいいんだと思ってます。
あ、あと気になってることがありまして…。
間奏で「Melodies in the memories」って歌うじゃないですか。
韻を踏むワードとしてmemoriesが出てくるのかもしれないけど、やっぱりこのフレーズがあることで歌全体から過去の匂いがするんですよ。
昔を思い出して歌ってるのかな…とちょっと思ってしまう。
若い頃のあの幸せな感覚を思い出しながら、今も恋は続いているような…。
一方で切ない感じの解釈も可能なところがこの曲のさらに良いところ。
もちろん現在進行形の歌としても受け取れます。歌っている人によって変わりますね。
意味もなく1位の前に番外編を挟みます笑
トップ5には入れなかったけど相当好き、という曲です。アルバム曲。
ある意味でモーニング娘。一番の名曲だと思っています。
メジャー曲で好きなのもいっぱいありますけども。
ハロプロ全体として、都会に憧れる田舎の少女とか、都会に出てきた少女とかがテーマになっている曲多いと思うのですが、この曲はなんとなく田舎にずっといるんじゃないかと思うんですよ。(そういう具体的なことは何も書かれてないけど)
でも、好きな人が都会に行くことになって、一緒に行こうと言われれば平気で着いていくと思う。
そういう歌詞だと個人的には解釈しています。
あとはもちろん、なんと言っても中華風アレンジがよすぎる。
多分二胡の音ですよね。艷やかで魅力的。
控えめなドラムと意外と動くベース、個々のメンバーの声質を活かした歌割もいい味を出しています。
あとはサビ前のピアノのオクターブのトレモロがいい意味で異質ですね。
自然を連想させることは書いてないのに、草原で寝転んでいるような情景、サウンドなのはこの曲だけだと思うんです。
音が深い。
この曲を聞きながら眠りにつきたいですね。
初期シングル。
そもそもラテン音楽が好きなので好き。単純に。
赤と黒を基調としたMVがいいですね。というかここまでで唯一公式MV上がってますね。(追記:その後番外編以外全曲アップされましたね。みんなシングル曲ですしね。)
YouTubeに三内丸山遺跡?とコメントしている方がいらっしゃったのですが、マジでそう見えてきた。柱がなんか年季入ってるんですもの。
あとは振付完璧すぎ。金澤さんの声がバックの音に馴染みすぎ。
歌詞は…なんだろう。
AメロBメロで言うと、2番Aメロの「悪いところはしっかり叱ってほしいもの」が印象的です。
この一言によって恋愛の歌詞からもっと汎用的な歌詞に昇華されている気がする。
自分を貫いて生きてるけどすべてがこれでいいとも思ってない、努力はするわ、という表現。
1番2番のAメロから、全体的に、女性側が年下かつリードする側っぽさを感じるのですが、このフレーズが危ういバランスを確かなものにしてくれている気がする。
そしてサビの歌詞は究極的に無駄がない。
直接的でもありますが、色気というかセクシーに傾倒しすぎず、さっぱりと本能を歌っているところが稀有だと思います。
で、Aメロの話にちょっと戻るんですけども、1番Aメロで「都会」と言うワードが出てくるんですよ。
大好きなこの曲の歌詞の中で、唯一「都会」だけはこのワード必要??と思ったりしたのですが、サビのことを考えているうちに納得しました。
サビの歌詞は都会の大きさとか厳しさからの解放でもあると思うんです。だからこそこの曲タイトルが合っているのかと。
でもアレンジを聞いていると、リズムがカチッとしすぎていてまだ解放感が足りない。
…で、2番後の間奏で一気に感情と本能が溢れてくる。ドアが開いて雪崩が起きるような間奏の入り。
さらに、落ちサビで1回落ち着いて、ラスト「KISSして(高音)」という流れですよ。
ずっと盛り上がってる曲なんだけど、やっぱりラストに向かって開いていっている気がする。
あ、EDMとラテンのハイブリッドというのも、この歌詞の解釈とめちゃめちゃ合致しますよね。
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