狭くて深いオールジャンルブログということで笑
たまに単行本最新話までのネタバレを含みます。
1,2話ごとに分けて書いていきます。
(ちなみに、伏線・小ネタまとめはこちら→https://hana00000.blogspot.com/2022/09/blog-post_21.html
ということでオッケーな方は暇つぶしにお読みください。(※暇つぶしにしてはあまりにも長い)
えー、結論から言いますと、思った以上にスウォン葛藤してない??ということに気づきました。
初めて読んだときには全く気づかなかったですが。
まずは1話。
全部読んだうえで思ったのですが、一番意味深な回ですね。最初なのに(最初だからこそ?)
冒頭の「赤い星が昇る」、105話その他で回収される伏線の言葉です。
その後のヨナと誰かの会話は考えるのも野暮なので今後に期待しておきます。
そして時系列的な冒頭へ。ヨナとスウォン、ハク、イル王の(表面上の)関係性がなんとなくわかったところでスウォンとヨナの婚約者の話。
ヨナが孤独であること(そしてそれに対してあまり疑問を抱かず生きてきたこと)、スウォンが結婚そのものを考えていないこと、ハクにヨナを託そうと思っている(?)らしいことがわかります。
さらにイル王がスウォンを拒否&これまたハクに託そうとしているという。
最初からなかなか濃いです。
190話前後で大体明かされる部分に繋がってます。
…と、ここまで全部読んだ方にとっては前提みたいなもの。
さらに気になった点に突っ込んでいきます。
その後のシーンでヨナを襲った何者か。
ここで助けてくれたのが(スウォンの護衛とかではなく)スウォンというあたり、スウォンに危害を加える可能性のない人物=スウォン派(?)の人間と思われます。
詳しくは書かれていませんが、あまり全員が全員まとまっているとも思えないので、その中でこういう事故が起こったのかなと。
ヨナを助けたあと、スウォンはダメ押しのように「ハクは婚約者なんでしょう?」と発言。
改めてヨナに今後の運命を言い聞かせているかのような...。
あ、でもちょっとだけヨナの「私スウォンとはいられない」ってセリフを素直に受け取ってそうでもある...。
こういう部分がスウォンの不思議な部分です。
そしてヨナの(ほぼ)告白&手を伸ばされるとスウォンは手を振り払います。
バシッって効果音に一コマ使われてます。
うーん、わからないですけどスウォンは本来こういうことする人じゃない気がするんですよね。
これ、実は相当心をかき乱されているのではないかと。
だって君さっきは自分からヨナに手を伸ばしてたじゃない、という。
その後の「貴女が急に女性に見えて困ります」といい、
多分本当にそれまで(半分意識的に?)子供として見ていたんだと思います。
主に、何にも勘付かずに生きていてほしい、という意味で。
「困ります」っていう表現が秀逸。
案外純粋に照れてる部分もありますし、これから犯行を計画しているのに心が揺らぎそうということでもあるかと。
‘彼がいるだけで 私は 最高に 幸せなのよ’
色々経験したヨナならこの言葉絶対に否定しますよええ。なんていうか、凄く女の子だったんだなって思う。この発想。
146、147話の間の 番外編 お大事に その2 で、ハクと2人だけじゃなくてみんながいるからいいんだと言ってますし。
当たり前ですが、人間、変なしがらみのない純粋な友達がいた方がいいんです。そういう意味で、四龍とはまた別に、ユンとかリリと出会えて本当に良かったんだと思います。(そういやその二人一番ヨナと年近いよね)
そしてXデー当日。
この後何度となく話に絡んでくる簪の初登場です。
タイトル候補として「花冠のヨナ」があったくらいなのでやっぱりかなり重要ということですね。
簪ばかりに気を取られそうになりますが、私はスウォンの「ヨナの髪(の色)が好き」発言の方が引っかかりました。
候補① 最後だから優しい言葉をかけている
候補② 本心
だと思ったのですが、候補②の方が厄介です。
信じているにしろいないにしろ緋龍王の生まれ変わりとしての髪だということは知っていそうですし、後々何度も「緋龍王は嫌い」的な発言をしています。
もし、こっちの方が最初で最後の本心からの発言だったら…なんか悲しいですね。
そこにハクが登場。
ハク「陛下が探してましたよ 姫様」
イルは何を言いたかったのでしょうか。
どうにも、今夜起こることをわかっていて、最後に改めて「スウォンのことは諦めろ」とか「何があっても武器は持ってはいけない」とか「元気で生きてくれ」とか言いたかったのではないかという気がしてしまいます。
その後ハクとスウォンの会話もしっかり描かれます。
スウォン、結局ハクのこと好きだよなあ〜と思わされます。
スウォン「護衛はハクでしょ」
小さな文字ですが最後にちゃんとそう言ってます。
いやあ、でもそれ以上は言わないんですね。ある意味信頼関係があるからなのか。
イルの部屋に行く途中、衛兵が一人もいないことに気づくヨナ。
ヨナの誕生日=大規模な宴会=いつもと違う(そもそも酔っ払い多)=計画的犯行にちょうどいい
ってこと???
ヨナの誕生日が選ばれた理由のほんの一角だけど見えてきたような…?という感じです。
いや、他にも事情あるんだろうけど、確かにちょうど良かったのかも、などとサイコパス思考をしてしまう状況ですよこれは。
その後の2話を見ても明らかに計画的なんですよ、うん。
(16歳=成人という設定らしいので、ヨナが婚約・結婚する前に…というのもあっただろうし、スウォンは緋の病を発症する可能性があるからあまり悠長にはしていられないというのもあっただろうし、一方でヨナの成人までは待ってイル王の行動をきちんと観察しようというのもあったのかなと。考えすぎても仕方ないですがとにかく意味深!)
そしてヨナが部屋に入るとイルとスウォンのシルエットが。
イル王、ちゃんと立ってるところから倒れるんですよね。
ヨナはあの酔っ払い〜とか言ってましたが、寝込みを襲われてるわけじゃないんですよ。
イル王、多分状況をしっかり把握した上で逃げずに受け入れてます。
もしかしたらお互い全てを察した上で二言三言かわしてるかもって思ったり。
ほら、ヨンヒの手記からして、だいぶ昔に情報は入手してるのは確実ですし、城の衛兵がおかしい(自分の一番近くにいた人たちにも裏切られてる?)とかも気づいてそうですし。
そんなところで1話が終わります。
大筋を拾っただけなのにこんなに?という長さになってしまいましたが…。
※追記 ヨナの髪の色について。
結構漫画の表紙とかの絵だと赤紫っぽいんですよね。
だからこそ「暁」の色なのかなーなんて。夕方と明け方って微妙に空の色違うイメージ。
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