2023年5月30日火曜日

瓜を破る 2巻 感想 不器用な二人の友情とデート

 1巻の感想→https://hana00000.blogspot.com/2023/05/1.html


よく見ると1巻でかなりの伏線が張られた感がありますが、この2巻はなんでしょうね、、ある意味一番青春でしたね。

ということで1話ずつ感想を書いていきます。

これより後の巻もたまにネタバレします。注意

瓜を破る(わる)という漫画です。


Episode.08

前の話からそうなんですけど、辻さんはみんなにちゃん付け、もちろん味園さんにもちゃん付けなんですよね。すげえよ辻さん。まあ後の話を見ると、今更呼び方変えるのも、、と思いますけど。

辻さんにランチに誘われるも断り、お弁当を買おうとする味園さん。

目に入るタイ料理のお弁当。タイ料理って美味しそうですよね。味園さんの彼氏が心酔している気持ちもなんかわかります。

楽しそうにしている辻さんを見ながら「よりによってこんなタイミングで」と思う味園さん。

めちゃめちゃ意識してますよね。マジで。主婦になった辻さんとは違うルートで幸せになった自分を見せなきゃという気持ちを感じます。


一方、辻さんはランチを食べに入ったお店で、「主人が苦手でこういう(ボロい)とこ来ないから新鮮」などと言います。

最初に読んだ時マウントの取り方もやばいし色々といただけない!!他の発言はともかくこれだけは無理!!!と思ったんですけど、よーく読むと印象が変わりますね。

私は好きだけどね、というのは方向性の間違ったフォローというより、「私は好きなんだけど夫が苦手だから普段行かない、それが嫌なわけじゃないけどたまに何だかなあと思う」というのをマウント風に言い換えてるんだと思います。後を読むと私の妄想じゃなく多分本当にそうだと思います。


そして、辻さんが復帰初日に配っていたクッキーを褒めるまい子、ナイス。

夫も子供も辻さんの料理を黙って食べるから、褒めてくれる人が嬉しい、、みたいなことを辻さんが言った瞬間、(あ、流れ変わったな…)と思いましたもん。

ハーブを入れておしゃれな味に、というのもさすがですね、辻さん、おしゃれに見せる方法を熟知してます。

そして上司(新田さん)の過去を暴露する辻さん。新田さんのエピソードも何か今後出ないかな。


一方、彼氏との色々を思い出したり考えたりする味園さん。

そういや地味に料理男子多いな。

私が真だったらこんな私と一緒にいたいのか?というコマ、味園さんが二人描かれてるんですが、これどっちがどっち?と一瞬思ったのですが、多分髪型と眼鏡の有無だけでなくクマのあるなしと表情で描き分けられてます。


Episode.09

扉絵で味園さんがクマを(多分コンシーラーで)隠してます。細かっ。いや最重要かも。


会社に行くと、まい子と原くんが仲良さげに喋っているのを見てイライラしてます。

いやそれ違いますよ。付き合ってる男女はこんな絶妙な距離感の会話を仲良さげに大っぴらにしないですよ。そんで隠せないタイプの人間はもっと変な会話してますよ()


そして辻さんがフロアにやってきて始まる修羅場(多分)。

新田さんが3人でランチに行かないと誘うという形で仲裁に入ってきますけど、それは普通にミスってると思います。先生に言われてはい、仲直りね、で終わらないんですよ。大人になると。

ここで、意識しすぎてて逆に仲良いかよ、って言ってる塚田ちゃんは分析能力凄まじいですね。

このへん読んでる時はまだ塚田ちゃんのキャラについてあんまり認識してなかったんですけど、本当に凄いと思います。


新田さんが辻さんと味園さんの過去の話をして周りは驚きます。


Episode.10

明かされる味園さんと辻さんの過去。

最初二人は仲のいい同期でした


順を追って説明するのもアレなのでまとめると、

辻さん→ゆるく生きたいし、職場にいても居場所ないなと思ってたので結婚退職

味園さん→仕事に必死になるうちにピリピリ、辻さんとの仲も拗れる、仕事を頑張っている自分をカッコいいと言ってくれた真と付き合う

という感じですね。


結構緊張しながら読みました。

最初の頃の味園さんの言動が若干自分に心当たりある感じがして。でも、私はやっぱり出世したいタイプではないのでこうはならないかもしれないですね。

それにしても、優しいねと言われて辻が優しいからと返す若い頃の味園さん、切ねえ〜〜。。


それと、この漫画は絵がゆるいタッチだしみんな若く描かれてるように見えるけど、よく見るとちゃんと年齢が表現されているんだなと思いました。

特に味園さんの新入社員時代、なんか若さ特有のキラキラを感じるんですよ。

ああ、どこから間違っちゃったんだろう。。


Episode.11

彼氏が出て行ってから毎日眠れない味園さんは帰りにふっと転んでしまいます。

これマジでわかる。

フィクションの中だと倒れるとかの方がありがちだけど、本当に余裕失うというか周り見えなくなってると、まず転ぶことあるよね(ギリギリほぼ経験ないけどわかる人いません?)


通りかかった辻さんに手当されながら、ついに二人は心を開いて話し始めます。

ここの話を見ると、辻さんは辻さんでだいぶ家庭崩壊してないか…??

こんなこと死んでもママ友に言えない、ってのも、周りのママ友が強すぎるんだろうなあ。そりゃあ逃げたくもなりますよ。

改めて職場復帰おめでとう、辻さん。居場所ができてよかった。。

新人の頃味園さんが辻さんに渡していたパピコ(仮)を、今度は辻さんが味園さんに渡して終わります。


これにて一件落着。

ここでブログタイトルを見てみてください。うまいこと言った風になってます。ちょっと気に入ってます笑


Episode.12

初めて登場する鍵谷さんの私生活。

本編(?)来たー〜〜!!


初見で気づかなかったし、その後を読んでもすぐには気づかなかったんですけど、ゲーセンで大会出ませんか?って誘われても興味ないと答えるのは伏線だったのか。そういうことか。凄いわこれ。次の3巻を読んでからもう一度戻ればわかる。

そして家でベッドに転がりながらスマホ見てるんですが、、そうか、住んでるの大田区なのか。ほー。(後で出てきますが、最寄り駅久が原みたいですね)

ネットニュースが目に入ります。めちゃめちゃ現実みたいなニュース出てくるやん、と思って見てたらこれも(略


会社では、辻さんと味園さんが急に仲良くなってて原くんやたら怖がってます。この後も何度かなんなのあの二人??という目でみんなが見てるシーンがあったと思うのですが、やっぱり怖いか。うん。


そしてついに会社でちゃんと再会するまい子と鍵谷さん。

あまりにも気まずすぎてどうやってここから何かが始まるのよ、、と思ったら鍵谷さんがスマホに貼ってたシールからゲーセンの話に。

嘘みたいな話(?)だけどこういうの大事だよなあと思います。

自分の趣味がわかる物を持ってると話盛り上がることありますもん。

というか、ちょっとだけ世間話する場面って割とそれで切り抜けること多い気すらしますもん。

めちゃめちゃ細かいんですけど、鍵谷さんは一人称が「オレ」なんですけど、「僕」と言い直していて、その後は「僕」になってるんですよ。このシーン。


話が盛り上がって、思わずまい子は鍵谷さんをご飯に誘いますが…。


Episode.13

鍵谷さんめっちゃ引いてます。

でもいい人そうだからという理由で(&断り方がわからないから)OKしました。

実際にいい人そうだから誘いに乗ってみたら付き合うことになった例聞きますからね。いい人そうというとアレですが、ちゃんとした人っぽいという方が近いかもしれません。

携帯番号を交換し、まい子が改めて名乗った直後、鍵谷さん顔を赤らめてます。

この瞬間、ただの普通のOLっぽい人でも、仕事先の人でも、なんかホテルの前で揉めてた人でもなく、「香坂さん」という存在になったんですかね。


一方、いなくなった彼氏を探す味園さん。会社の人に聞くとなんと休職してタイに行ったという。

心配してくれてる辻さんからのLINE(多分)、たまーにいるタイプのカラフル系LINEで笑いました。いや、白黒なんですけどね、色味が伝わってきますもん() ここで再現しようと思ったけどアレです、LINEにしかない謎のポップな文字です。

ちなみに私は2人くらいこのタイプ見たことありますが、二人とも当時小学生でした()

そんな辻さんですけど、味園さんからしたら通常運転だし何だかんだ気遣いしてくれるし安心感しかないですね。


さらに一方、というか続けて、まい子と鍵谷さんのショートメッセージ(LINEではない)。

業務連絡の文面すぎて辻さんとの落差が凄いんじゃ。

約束した瞬間と実際に会っている時はいいのに、準備したり出かけたりするのが面倒になる現象(仮)を感じつつ、対面する二人。

待ってる時のまい子の表情、なんというか「正解」すぎる。

会社とか学校で会うのと、わざわざ待ち合わせしていて相手を見つけた時って全然違うよね。うん。

そして金曜の夜だからなのか空いているお店が見つからないのですが、まあそういうこともあるかもしれないよね(知らんけど)。学生の場合好きな時間にご飯に行きがちなのであんまりそういうことを感じたことないですが、社会人は同じ生活時間(?)の人多いはずですからね。

そして結局行くことになったお店は…。


Episode.14

マックでした(名前は本家とちょっと違うけど)。

デートでマック経験ある派ですが、夕飯時だと居座りづらそう。午後3時から6時くらいとかはめちゃめちゃいいんですけどね。お店の構造によっては端というか変な場所に席があって、そこなら全然人が通らないですし。

そこで何を話せばいいかわからず、特に盛り上がらず。鍵谷さんは29歳、まい子は32歳なのですが、お互い年齢を知って微妙に驚いてますね。それにしてもよくこの年齢設定にしたなって。絶妙of絶妙。


結局鍵谷さんの提案でゲーセンに行くことに。

ゲーセンの知り合いに彼女って思われてるのいいですね。

普通に考えたらまだ付き合ってない人をそこまで自分のフィールド(?)に連れていかない気もしますし。

また二人でゲーセンに行ってくれ。そして実はあの時は違ったけど彼女になりましたって言ってくれ(圧)


隣に座ってて距離が近い二人。正面に座るより隣に座る方が喋りやすいらしいですからね。

鍵谷さんはわかりやすくドキドキしてるけど、絶対まい子もドキドキしてるよね。ドキドキしてるけどあざとく振舞う余裕はあるくらいの感じがする(基本ナチュラルいい子キャラなとこあるけどこの辺りはマジであざといなって思いました、ちなみに褒めてます)


そして閉店(23時)まで。

たまに小さな花が舞ってる演出普通に好き。笑


そして鍵谷さんの名前の話になるんですけど、このシリーズ微妙〜に苗字も名前も特徴ある人が多いので、なんか意味あるのかなと思ったり思わなかったり。


もう少し話をしようということで(そんな落ち着いたやり取りでは決してない)、まい子の家に行くことになります。[続く]



というわけで、味園さんと辻さんに進展&まい子の運命が動き出した巻でした。


次(3巻の感想)→ https://hana00000.blogspot.com/2023/06/3.html


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