なんだかんだ3巻までしか感想書いてなかったんですけど、最新巻出ててとりあえず買って読んだ感想を勢いのままに書きます(その間全部読んではいます)。
勢いなので次巻以降が出たら考えが変わるかもしれませんが、あえてこのまま残しておこうと思います。
※色々とネタバレします。注意
瓜を破る(わる)という漫画です。
会う約束をしたのに仕事が忙しくてドタキャンするまい子。
この感想、巻の最後まで読んだうえで書いてるんですけど、2ページ目にさっそくめっちゃ大事なことが書いてありました。
(……重いのはだめだ)
という鍵谷さんの心の声です。これを頭に入れたうえでその後を読みましょう。
そして、その隣のコマには袋。ちょっと後で出てくる通り、鍋とコンロです。この2つのコマが隣に並んでいるあたりから迷いが読み取れます。
鍵谷さんが買ってきた本で勉強を始める一方で、まい子の仕事のトラブルの話が出てきます。
イベントのポスター等の日付ミスなんですけど、こういうの実際後から修正となったら色々面倒だろうなあ~
10/7(実際は10/8)ということで珍しく具体的な日付が出てきてリアリティが増しますね。付き合い始めた夏が過ぎてちょっと哀愁漂う季節が来た感じしますね。
そして、やっぱり会いたいまい子はタクシー+徒歩で鍵谷さんの家の近くまで行くけど迷ってしまいます。鍵谷さんはスマホの音を消して勉強してたのでしばらく連絡に気づきませんでした(要約)。
無事家について、明日朝早いのに…と思いながら触れ合う二人。ここで重要なことが書いてあることに気づいたんですけど、後で触れます。
翌朝、二人は寝坊して、まい子はギリギリで休日出勤に行きました。
ここで別れた後の2人の心の中が少しだけ書かれるのですが、ここも重要なことが書いてある気がするので後で触れます。
前書いてた感想を読んだら小平さんと読んでたんですけど、蓮ちゃんと呼ぶことにします。彼女の話です。
相変わらず人間観察してる蓮ちゃん。味園さんと辻さんのことそんな風に思ってたんかい。
辻さんが週5勤務になったらまた何かひと悶着ありそう(偏見)。でも資格取ったのは本当に偉いよ。やればできる子って誇張じゃないよ。
…というのは置いといて蓮ちゃんの話へ。
ケイタ(音楽好きの眼鏡の人)の急な誘いを断ってトウヤ(音楽好きのイケメン)と前から約束していたデートへ。
ここで断られてリョーカイ!とスタンプ送るケイタはなんというかキャラ通りな感じがする。そもそもなんか雰囲気からスタンプ使うタイプなのがわかる。
ここからは基本悪いことばっかですね。色々と。
・タバコ苦手と思いながら平気?と聞かれたら笑顔で頷く
・トウヤはご飯に対して適当(だから細いのかと納得する)
・トウヤが言った友達というワードに反応(多分女子。そして後のシーンで疑心暗鬼になる)
・おいしかったと嘘をつく
以上の4つと、あと気になるのがお会計ですね。奢る奢らない問題は色々論争が起こりそうな話ですけども。
よく見ると色々細かいんですよ。
まず、お会計4800円。あんまり食べてないはずなのにそんなかかるか?と思って見返したらトウヤがお店出る前にビールもう1杯って言ってました。あっ、なるほど………。二人とも何杯飲んだとかはわかりませんが、まあトウヤの方が飲んだんでしょう。
そしてトウヤが出しているのは2000円札で、小銭は出してなさそう(半分よりは少ない)。
ということで、ポテト私しか食べなかったし、と蓮ちゃんは納得するんですけども、うーん。
こういうのはどっちがどれだけ払うにしても話し合う余地があることが大事だと思うんですよね。自分の分はこれだけ、って最初から決めて出すのはなかなかずるい。
まあそもそもフライドポテトみたいな話あって食べそうなものを、食べる量が全く違う二人の食事で頼むのって危険ですね。よくないっすね。(多分別に蓮ちゃんは普通の量しか食べてないんですけどね)
食事が終わった後、予想外なことにトウヤの知り合いか友達が登場。いきなり3人でとかよくないですよ。こええ~。
友達は蓮ちゃんを見て「は?」とか言うし。
トウヤはいつも同じ(キレイ系な子)だとつまらないから蓮ちゃんと遊んだけどフツーの子でつまらなかったと言ってますけど、そもそも蓮ちゃんの中身を知るような会話してないじゃん。気づけ。
そして「つまんない」って言ってるコマの表情、まあまあ闇落ちしてますね。この人が救われることは果たしてあるのか………。
落ち込んだ蓮ちゃんはスマホで流す音楽では満足できず、もっと大きな音を聞いて忘れたいと思ってケイタが言っていた音楽イベントの方に行きます。
ここでチラッと渋谷駅行きのバス停が映るんですね。
多分蓮ちゃんは渋谷には慣れてるんじゃないかと思います(蓮ちゃんは武蔵小山住み=目黒にめっちゃ近いので、乗り換えが必要とはいえ渋谷にも近いです)
前の52話を見ると、トウヤは大体渋谷か池袋で遊んでいると言ってます。なのに(?)会ったのは蓮ちゃんが普段行かない池袋の方。そこからもうダメだったのかもしれないですね。
蓮ちゃんはケイタと合流しますが、ケイタが言った(送った)「友達」というワードに過剰反応します。実際男の子の友達だったんですけどね。
いじけてる蓮ちゃんを「今音がいいから」と言って連れて行くのがいいですね。純粋な音楽好きのいい部分が出てる気がする。
そして、音楽を聴きながら手を挙げた蓮ちゃんのネイル(トウヤに会うからと気合入れて塗ったやつ)までキラキラ輝いてるように感じる演出も好きです。
入場料を払ってもらったお礼にと蓮ちゃんが飲み物を奢るんですけど、泣いてた蓮ちゃんを隣に黙って入場料を払ってるのなかなかカッコイイですな。トウヤと対比になってる感じしますね。別に奢るのが正義とかそういうわけではないんですが。
イベント後、解散しかけたけどまた音楽を口実にケイタの家に行きます。
タバコの匂いが嫌だったはずなのに、クラブ帰りのタバコの匂いが2人にしみついてるのは嫌じゃない……という。確実に気持ちも明るくなってます。
なんでイベントに連れて行ってくれたのかという蓮ちゃんの問に、音楽の話ができる+笑ってくれるのが嬉しいとケイタは答えます。大事だよなあ、そういうの。
いい感じになった二人ですが、帰ってきてそのままなのでとりあえず風呂へ。
ケイタはスキンケアにこだわってる(いい意味で)ようです。あー、なんかそれで言うと逆にトウヤはイケメンだけど肌がくたびれてそう(偏見)
その後二人はいろんな会話を交わすんですけど、特に語ることはない(ただただ二人にとって大事な会話をしている)ので、気になる方は見てみてください。
とにかく2人は付き合うことになります。蓮ちゃんの初彼氏です。
夕方になって帰る蓮ちゃんを送る途中、フライドポテトのテイクアウトを勧めてくれるケイタ。
今度はちゃんと美味しい店でした。
・・・本当にこういうの大事だよなあ。食の好みとか、生きる上で根幹みたいな部分の価値観が合うのって。この二人にとっては音楽もそうなんですけども。
家に帰った後はお母さんとのちょっとしたやり取りがあるんですが、お母さんとも実は息ぴったりだったということがわかります。
ということで一旦この話が完結するんですけど、もう周りの人のことあれこれ観察するのやめちゃうのかな。最初は何考えてるんだよと思ってましたがいつの間にかちょっと好きになってました。蓮ちゃんから見たら周りのちょっと癖強い人たちってこんな風に見えてるのか~という。
仕事のポスターの前で撮った写真を鍵谷さんに送るまい子。
久々に仕事が早く終わったからと鍵谷さんに会いに行こうとするのですが、仕事以外の別件で忙しそうな鍵谷さん。
後日、鍵谷さんの家に行ってみるもやっぱり忙しそう。
ということですれ違っている感じで終わってしまうのですが、これを見てから50話、51話を読み返したんですよ。
資格と正社員登用の話も相変わらずありますし、それ以外にも今回色々ありまして、まずは(この声隣とかに聞かせたくない)とかいう51話の鍵谷さんの心の声ですね。独占欲~~(ではないかもしれない)
…これ、引っ越そうとして内見でも行ったのか?わからないですけど。
あとは、その後鍵谷さんがまい子の服を洗濯してるシーンも気になるんですよ。何がというとわからないですけど、二人のことでも自分のことでも、もう少しちゃんと生活感のある生活を送ろうと何かしてるのかなとか。
あと気になることと言えば3巻とかで出てきたきりの過去の話ですね。何か過去と向き合うようなことをしているのかとか、お父さんと会ったりはしてるのか?とか。
まああくまでも予想ですが。
何の用事があるのかはさておいて、50話に書いてあった通り、重くならないようにしようとしてるのかな、と思いますね。
まい子が忙しいときに合わせて予定を入れたり、誕生日は特別なことしなくていいですってわざわざ言ったりね。
でも、鍵谷さんは普通に誕生日を祝われることに慣れてないんだろうなとも思いますし……。
というわけで次回が気になりますね。
最後に
表紙が総務部のキャピキャピした方(蓮ちゃん談)だったので、ついに夫との冷えた関係に切り込むのか?!とめちゃめちゃ緊張しながら読み始めたけどほぼ出てきませんでしたね。。(今まで何となくその巻の重要人物が表紙になってる感じがあったので)
彼女がメインのエピソードが出てきたら多分マジで緊張しながら読みます。明るいようでいて一番抱えているものが大きい部分もあると思ってるので。
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