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2023年6月29日木曜日

英語版ボカロに英語を上手く歌わせるためのコツ・小技

 需要があるかわかりませんが、最近初めて英語版ボーカロイドを使ってみたので上手く歌わせるための具体的な方法を色々書いてみます。

日本語版で無理やり、ではなく、英語バージョンを使って英語を歌わせることを想定しています。

ちなみに私はiOS版をiPadで使ってます。

パソコンの方、違う点があったらごめんなさい。





①英語の発音を勉強する

身も蓋もないことを言ってますね。我ながら。

というかこれは小技じゃないですね()

英語の自然な発音やアクセントを勉強して学びましょう。

そして、ボカロの編集画面で発音記号的なもの(普通のとは違うやつ)が出てくるので、それもある程度把握しておいたほうがいいです。

(↓これ、are という単語ですが、 Q@ という文字が発音記号)


ちなみに、ボカロ特有の発音記号の表記をまとめている方がいるのでぜひ→https://otake-an.net/article/vocaloid2/


②発音の微調整・手打ち


上で書いた通り、発音記号が重要になってきます。

画像の通り、普通に歌わせたい単語を打ち込むと勝手に当てはまるであろう発音記号が上に表示されるのですが、実は、発音記号のみを手打ちで変更することができます(特殊すぎてうまく発音させられない単語はそもそも発音記号手打ちしてください)

または、発音記号を直すのが面倒であれば、発音が同じ別の単語を打ち込んでも構いません

私は、該当するいい感じの別の単語がない場合のみ発音記号を弄ってました


と言っても想像がつかないと思うので具体例を少し。


例えばですね、そもそもリエゾン(リンキング)(=単語間の音がくっついて発音されること)が不完全なんですよ。

なんというか、あんまりリエゾンしてくれないんですけど、打ち込み方を工夫するとめっちゃ完璧にしてくれるんですね。


◆◇というわけで子音・リエゾン編

on you と言わせたいとしましょう。

on new と打ち込んでみてください。

綺麗にくっついて発音してくれます。

もちろん発音記号を弄ってもOKです。

(You の発音は j u: と表されますが、直前の on の n をくっつけたい場合、

n u: と打ってしまえばOK。)

(正確にはちょっとネイティブ発音と違うのかもしれないけど気にしない気にしない


ここまでわかりやすいリエゾンが重要なフレーズでなくても、例えば、

give in と打ちたい時、そのまま打つのと、

give vin と打つのではなんか微妙に長さというか発音のタイミングが変化する気がします。


他に、厄介なのは T の発音ですね。

アメリカ英語に慣れてる人には相当な違和感があるはず。

なんというか、やたらTをはっきり発音する時があるんです。

that I とか what Iとか歌わせたい時、お手軽なのはthatwhatの発音記号から語尾の t を消してしまうこと。

ただ、それはそれで微妙な違和感があったりして難しいです。(ベロシティやブライトネス、オープニングの調整と併用?)


◆◇母音編。

普通に考えたらあんまり弄るものではないかもですが...

例えば、気になったのは、as の発音が、放っておくと

 } z

という発音記号なんですよ。


この } という記号、普通の発音記号だと æ という表記なんですよ。

これ、例えば、cat の母音と同じなんですね。

アとエの中間みたいな強い音なんです。

調べてみると、辞書には [əz]と[æz]の両方が載ってるんです。前者は通常、後者は特に強調したいときに発音する感じだと思います。


でも、通常わざわざ後者の発音しなくないですか…?というか実際打ち込んでみたら違和感凄くないか…?と思ったんです。

というわけでボカロに歌わせる時は、 @ z と打つと前者の発音になるはず。

曖昧で小さく口を開けるアの発音なので適度に存在感が減ります。


他にも、of とか、いくつか(どちらかというと主に短い単語で)発音が気になった単語があったので改造しまくってました。


というわけで、超具体的に書いてみました。

簡単めな単語を例にしたのでそのまま誰かの役に立てば幸いです。違う単語でも、同じように応用してみてください。


リズムは64分音符単位で細かく調整

はい、非常にめんどいです。というかなぜ?と思うかもしれません。

でもこれをやると、無理かもと思っていたところが自然になったりします。

一番大事かもしれないくらい大事です。


どういうことかというと、とりあえずシンプルなリズムでベタ打ちして歌詞を入れてみて、違和感があったところの音符の長さを微調整していくんです。

日本語版でもある程度やることかもしれませんが、英語版では相当細かくやった方がいいです。

リエゾンがあったり長母音・短母音があったり、長い単語では母音の数が多かったりするせいか、英語だとリズムを完全に楽譜通りに打ち込むとものすごい違和感があるんです。

(テンポにもよるけど、128分音符単位は流石にめんどいしあまり変化が出ない印象)


なんでしょうね、例えば、really という単語ありますよね。

割と感情のこもってる(?)単語ですよね。

感情とか、出したいニュアンスによって real の部分と ly の部分の分配が実は結構変わると思うんです。もちろん曲のリズムも大事だけど。

例えば、驚いてReally? という聞き返す言い方だとそもそもイントネーションも変わりますし、ly の比重が上がると思います(疑ってる感強めだと疑問でも逆に前半の比重上がる気もする)


他にも、Are you 〜? と言いたい時、まあ英語の授業でも習うことですが、疑問に思っているということを強調したいのか、「あなたが」を強調したいのかでどちらを強く言うか変わったりするじゃないですか。

こういうのって、喋る時だと声の高さとアクセントへの影響が大きく感じると思うんですけど、歌だと単純に音の長さへの影響が重要になってくる気がするんですよ。わかんないですけど。

というわけで、自分の出したいニュアンスに頑張って近づけてみましょう。


(あと、シンプルに違和感があるだけの時は本当にひたすらトライアンドエラーでマシにしていくしかないです。微妙なシンコペーションを多用するとそれっぽくなるように感じます)


ちなみに、ボカロでは、音と音の間に短い休符(テンポにもよるけど16分休符くらい)があっても勝手に音をなんとなく繋げてくれるのですが、

英語版では、その微妙な休符があるかないかで、音の聞こえ方が日本語版より大きく変化するように感じます。

同じ勝手に音がつながっている状態でも、なんかやっぱりタイミングがちょっと違うんですよね。

なので、そこも調整必須です。(最悪気にしなくてもいいけど、ハモるならしっかり揃えましょう)


④音程の微調整

これはもう、だいぶ日本語版と同じです。

というか、日本語の方がイントネーション=音の高さは大事だと思うんですけどね。


イメージとしては、日本語ならそもそもイントネーションとメロディの高低を合わせるべき(オリジナル曲のときの話)で、英語なら微調整でかなり良くなる感じがします。


速めの曲で同じ音の高さが何音も続く時に試してみてほしいんですが、省略しても通じる主語(特に I とか you)とか、前置詞とかだけを半音または全音下げてみてください。

これでメリハリが出ていい感じになる場合があります(既存の曲のカバーでも場合によっては使えるかも&ハマらない時もあるので注意)


または、どんな曲でも使えそうだと思うのがピッチベンドの調整(好きな長さ分だけできるのが利点)

ほんの少しだけしゃくりっぽく最初低く入ってから上げるといい感じになったり。↓


⑤ベロシティ、ダイナミクス、ブライトネス、オープニング、ジェンダーファクターなど

ここに関しては具体的なやり方はあまり言わないでおきます。というか、ただ単に、弄れるものは大体弄っていると言うだけですね。


さっきも言った通り、T の音はだいぶ気になりますし、S の発音も日本語版よりさらに強調されてる感じがして気になるので、ベロシティダイナミクスを気休め程度に変化させてみたりすることはあります。

(あと、ちょっとだけ具体例を出すと、例えば better という単語なら、 t も er もハッキリ聞こえさせたくないので後半の -tter の音のオープニングの値を下げちゃいますね)


まあただ、書き出した音声をDTMソフトにインポートして、イコライザーや音量で微調整するのをメインにした方が良さそうとも思ってます。


⑥歌詞の変更

小技と言っていいのかなんというか。最後に残された禁断の方法です。

既存の曲ではもちろんダメですよ?

でも自作曲ならこれやっていいと思います。


ネットや電子辞書を駆使してボカロがうまく歌ってくれる歌詞に改造しちゃいましょう。

あと、これまたハマる場面は少ないかもですが、本来入れないだろうという場所にちょっとだけ Ah とか Ooh とか入れちゃうのもアリです。

私は n の発音で終わる歌詞と n の発音で始まる歌詞の間に ooh と入れてみました。

めちゃくちゃなようで意外とそれっぽく聞こえてしまったのでいいことにしました。


まとめ

英語とボカロ特有の発音記号に詳しくなりながら打ち込んだ音をよく聴いて調整、これに尽きると思います。


2022年9月20日火曜日

オーディオストックで8曲だけ登録してる私がどれくらい稼げるか語る

珍しくタイトル字数を32文字に収めようとしたら日本語がなんか詰め詰めな感じになってしまいました。。

というわけでタイトルの通り。

オーディオストック(Audiostock)というのは作曲家が自作音源を登録して、使用者が基本的に有料で音源を購入し使用するというサービスです。

こちらがホームページです→https://audiostock.jp/


私は2017年夏に作曲家(というほどの者でもないですが)としてサービスを使い始めました(DTMを趣味でやっています)。

私が一番初めに登録した曲の番号は13万台、審査に通るのは半分くらい(私個人ではなく全体でおそらくそんな感じ)だったので、全員の登録合計点数は6万とか7万とかその程度でした。

当時は月額制が存在しておらず、正直に言ってしまうと、「これ、どういう人が利用するんだろう…ああ、でもクオリティの高い曲はきちんとした企業とかが結構使ってるんだろうなあ…」って思ってました。

2017年、2018年前半と、大学受験期だったにもかかわらず(?!)音源を登録しまくり、審査に落ちまくりながら段々と学習し、2018年は2ヶ月に1回くらいBGMが売れていました。(初めて売れてメールが来たときは本当に嬉しかったです)

累計では15点以上作品が審査に通りました。(8点じゃないことについてはこのあと説明してます)


やがて時は流れ、サイトの基本色がオレンジからになったり、月額制が始まったり、全員の登録点数の合計が一気に増えたり、色々変化がありました。

あ、あとは個人的に大きな変化だと思ったのが、審査期間が1週間かかることが多かったのが、物凄く短くなりました)

YouTubeがメジャーな存在になったこともあり、BGMの需要もますます高まっているような気がします。(2022年現在、合計の登録点数は80万点を超えましたね)

いやあ、感慨深いですね。

比較的初期(最初期も見てみたかったですが)を知っている人間からすると、あれよあれよという間に成長していくのを見れて嬉しいです、ええ。


そして、その流れと同時に、私個人としては、音楽とか作曲に関してやりたいことが変化し、2019年以降ほぼ新規登録することもなくなり、色々な事情があって曲の登録を削除したりして、結果的に8点だけ残っています(消したやつは売れてないのが多いのでタイトル詐欺とか言わないでください、お願いします💧)

残したうち2曲ほどはなぜかかなり再生回数が多いです。

初期に登録したというのが良かったのかもしれません。

今までに個別で売れた点数としては10点です。なので、2022年現在、報酬パーセンテージはプラス2%されて42%になってます。

ただ、月額制の影響もあり、2020年からはほぼ個別での購入はありません。

代わりに、ほぼ毎月、月額制の方で購入されるようになりました。

ということで、今は毎月100円くらいはいただいています。

3年くらいほぼずっと放置していることを考えたら十分すぎるくらいです。ありがたいことですね。

そして、累計でいただいた報酬は8000円ほどになります(源泉徴収、振込手数料除く)

(あ、コンペ等には一切参加したことありません。ただ、特殊なルートとして、2017年と2018年は未完成映画予告編大賞というのに音源を登録しまして、その時は確か、映画予告コンテストに使う音源は無料でダウンロードできるけど作曲家にある程度お金が入るというシステムだったと思います


というわけで、まとめますと、私がこの少ない登録点数でお金をいただけているのは多分ラッキーな方なのですが(点数が増えるとまとめてダウンロードとかも増えてだいぶ購入点数が増えると思います)、趣味の範囲であれば、少ない登録点数でやっていくというのも実はありだと思っています。

その場合、ニッチな需要のあるジャンルを選ぶのが大事だと思います。

私の場合、購入が多い2曲は色々と特殊なので。(普通に芸術的に気に入ってる音楽とかは色々あって削除して別のところで使っていたりして、結果的に特殊な音源が多く残っています)

超個人的ハロプロ名曲トップ5(+歌詞解釈とか)

個人的なハロプロ名曲トップ5を書いていきます。あくまでも個人の感想ですのでご了承ください。

ジャンルが偏りすぎていて、ハロプロの大人っぽい曲おすすめ特集?と思われそうですが、まあ実質そうかもしれません。

どんなアーティストが歌っていたとしても感動するだろうな、でも彼女たちが歌うのが一番ハマるんだろうな、そして音楽として語り継がれてほしいなという曲を本気で選びました。

知らない曲があれば一度聴いてみてください。損はしません。

 ◆5位 
 ◆4位 
 ◆3位 
 ◆2位 
 ◆番外編 
 ◆1位 


5位 エーゲ海に抱かれて / 飯田圭織

三浦徳子さん作詞。

グループ卒業直後のシングルです。

この曲を知ってる人、どれくらいいるんだろう…と思ったり(今のハロプロメンバーも誰もカバーしてなさそうなので…)

いや、飯田圭織さんファンはきっと知ってるはずですけども。

後世に残すべき名曲だと思います。本気で。

アレンジが良すぎ。声が良すぎ。多くを語る必要はない、とにかく曲の湿度とか色がストレートに音から伝わってくる感じ。

アレンジだと特にサビ前のギターのフレーズが好きですね。

サビの異国情緒溢れる高音はマンドリンだと思ってるのですがどうなんでしょうか。



4位 肉体は正直なEROS / メロン記念日

2005年のシングル。

「何も触んないで」というフレーズをセクシーに歌うのが凄い。

なんでこんな歌詞が書けるんだろう…。

なんか、全体的に、共感できる人には共感できる歌詞だと勝手に思ってます。19歳から22歳くらいの間にこんな経験したことある人きっといるはず…。

この曲の色っぽいテンションで「同い年なのに大人な男」と思うのってそのくらいの年頃だと勝手に思うんだ。

オリジナルはちょっと海というか砂浜っぽさがありますよね。

そして柴田さんの声だけ甘めなのがいい。ラストのフェイクが、大人っぽさもありつつ素の声の良さみたいなのが出ていて素敵です。



3位 オンナ、哀しい、オトナ / セクシーオトナジャン

2005年のユニット曲。

とにかくアレンジが良すぎ。そもそもコード進行からオシャレすぎ。

Aメロで左から聞こえてくるパーカッションが地味にいい。

あとピアノの紛れ込ませ方、間奏のフェイクが素晴らしい。

これまた三浦徳子さん作詞です。さすが。

この曲調で季節を夏に設定したところに勝手にセンスを感じてます。熟れてる感じがする。

歌っている3人のうちの2人は当時10代前半なのに、タイトル通り大人の曲のような、でも少女のような、絶妙なバランス。

そして、鏡を見るのが怖いのはなぜか。

初めて聴いたときからずっと素敵な歌詞だなと思いつつなぜなのか考えてます。

わかるんだけど言葉で説明できないんですよ。

まあ、もしかしたら、恋する女の顔をしている自分を完全に認めるのが怖い…のかもしれない。

私自身、10代半ばくらいまでは鏡を見ると、あーあ今日も顔のコンディションよくないなあ、というかこういう顔なんだよなあ…と思っていたのですが、20歳くらいになると変わりました。

普通に生きてきたはずなのに、いつの間にか大人の女になっていて、自分が自分じゃないような変な感じがしたんですね。

そういう感覚なのかな…と思ってます。(年齢によってもどっちなのかって変わるよね的な、でもどちらかというと後者なのかなと)



2位 メロディーズ / GAM

2006年。ここまで近い年代ばっかですね笑

5曲の中で一番カバーされている曲という気がします。(というか他の曲ももっとみんなカバーしてほしい)

通常バージョンもピアノバージョンも素晴らしい。

2番の後の間奏が、通常だと教会っぽくて、ピアノだと優雅なワルツ感強めですね。

「こんなことばかりするために生まれてきた」という歌詞がなんか心に沁みてしまう。

そうは言ってるけど、舞台は日曜の早朝なんですよ。

多分平日は、大学か専門学校か、職場か、どこかに行っている。

普通の生活を送りながら、休みが来ると内に秘めた情熱が爆発するようにこのメロディーが流れる...。というのがいいんだと思ってます。

あ、あと気になってることがありまして…。

間奏で「Melodies in the memories」って歌うじゃないですか。

韻を踏むワードとしてmemoriesが出てくるのかもしれないけど、やっぱりこのフレーズがあることで歌全体から過去の匂いがするんですよ。

昔を思い出して歌ってるのかな…とちょっと思ってしまう。

若い頃のあの幸せな感覚を思い出しながら、今も恋は続いているような…。

一方で切ない感じの解釈も可能なところがこの曲のさらに良いところ。

もちろん現在進行形の歌としても受け取れます。歌っている人によって変わりますね。



番外編 無色透明なままで / モーニング娘。

意味もなく1位の前に番外編を挟みます笑

トップ5には入れなかったけど相当好き、という曲です。アルバム曲。

ある意味でモーニング娘。一番の名曲だと思っています。

メジャー曲で好きなのもいっぱいありますけども。

ハロプロ全体として、都会に憧れる田舎の少女とか、都会に出てきた少女とかがテーマになっている曲多いと思うのですが、この曲はなんとなく田舎にずっといるんじゃないかと思うんですよ。(そういう具体的なことは何も書かれてないけど)

でも、好きな人が都会に行くことになって、一緒に行こうと言われれば平気で着いていくと思う。

そういう歌詞だと個人的には解釈しています。

あとはもちろん、なんと言っても中華風アレンジがよすぎる。

多分二胡の音ですよね。艷やかで魅力的。

控えめなドラムと意外と動くベース、個々のメンバーの声質を活かした歌割もいい味を出しています。

あとはサビ前のピアノのオクターブのトレモロがいい意味で異質ですね。

自然を連想させることは書いてないのに、草原で寝転んでいるような情景、サウンドなのはこの曲だけだと思うんです。

音が深い。

この曲を聞きながら眠りにつきたいですね。



1位 裸の裸の裸のKISS / Juice=Juice

初期シングル。

そもそもラテン音楽が好きなので好き。単純に。

赤と黒を基調としたMVがいいですね。というかここまでで唯一公式MV上がってますね。(追記:その後番外編以外全曲アップされましたね。みんなシングル曲ですしね。)



YouTubeに三内丸山遺跡?とコメントしている方がいらっしゃったのですが、マジでそう見えてきた。柱がなんか年季入ってるんですもの。

あとは振付完璧すぎ。金澤さんの声がバックの音に馴染みすぎ。

歌詞は…なんだろう。

AメロBメロで言うと、2番Aメロの「悪いところはしっかり叱ってほしいもの」が印象的です。

この一言によって恋愛の歌詞からもっと汎用的な歌詞に昇華されている気がする。

自分を貫いて生きてるけどすべてがこれでいいとも思ってない、努力はするわ、という表現。

1番2番のAメロから、全体的に、女性側が年下かつリードする側っぽさを感じるのですが、このフレーズが危ういバランスを確かなものにしてくれている気がする。

そしてサビの歌詞は究極的に無駄がない。

直接的でもありますが、色気というかセクシーに傾倒しすぎず、さっぱりと本能を歌っているところが稀有だと思います。

で、Aメロの話にちょっと戻るんですけども、1番Aメロで「都会」と言うワードが出てくるんですよ。

大好きなこの曲の歌詞の中で、唯一「都会」だけはこのワード必要??と思ったりしたのですが、サビのことを考えているうちに納得しました。

サビの歌詞は都会の大きさとか厳しさからの解放でもあると思うんです。だからこそこの曲タイトルが合っているのかと。

でもアレンジを聞いていると、リズムがカチッとしすぎていてまだ解放感が足りない。

…で、2番後の間奏で一気に感情と本能が溢れてくる。ドアが開いて雪崩が起きるような間奏の入り。

さらに、落ちサビで1回落ち着いて、ラスト「KISSして(高音)」という流れですよ。

ずっと盛り上がってる曲なんだけど、やっぱりラストに向かって開いていっている気がする。

あ、EDMとラテンのハイブリッドというのも、この歌詞の解釈とめちゃめちゃ合致しますよね。

2022年8月10日水曜日

【Tunecore】各サブスクの音楽のリアルな再生単価をまとめてみる

 私はひょんな縁から1曲だけ配信しています。

どのアプリが再生単価が高いとか低いとかいう話はたまに聞きますが、自分のリアルな例をまとめてみたいと思います。(合計再生数が少ない(1万は行ってません)ので統計としてアレですが、毎月それなりに安定してるところを見ると意外と信ぴょう性あると思います)

どれくらい情報を公開していいか微妙なので概数を書きます。

ストリーミングに含まれないっちゃ含まれないものも書いてます。再生単価が出るやつは出した感じです。

期間は、実績月で2021年3月から2022年6月です。

その間に一部のサービスが始まったり終わったりしましたね。

ちなみに、日本在住でリスナーは日本メイン、ただし各国の人が割とバランスよくそこそこいる、という感じです。

◆iTunes

人によると思いますが、私の場合は購入がメインで再生はかなり少ないです。

Tunecoreでは自分の取り分は購入との合計しか表示されないのですが、再生収益の8割ということでそれで計算します。

再生単価(収益):約0.09円、再生単価(自分の取り分):約0.07円

でした。ちなみにサブスクの再生回数のうち2%、再生による収益の1%未満でした。

私はもちろんのこと、売れてる人でも案外再生回数(購入含まない)は少ないのでは?と言う感じでした。


◆Spotify

再生単価(収益):約0.34円 再生単価(自分の取り分):約0.27円

ざっと約0.3円というところですね。

再生回数、収益ともに全体の25%以上でした。

日本だけの再生単価(収益)を計算したら約0.33円でした。

まさかの日本が最大ではないという。

アメリカ、オーストラリア地域、ヨーロッパ&ロシア地域が単価高めです。

私の場合、Spotifyではアメリカでの再生が一番多いっぽいのでそれも何か関係しているかもしれません。


dヒッツ powered by レコチョク

めちゃくちゃ再生回数が少ないので集計することができないのですが、

1回だけ、再生単価が15円を超えている月がありました。(?!)

まあ、仕組みは違うと思いますが、YouTubeなんかも実は1回の再生で広告単価が高いやつがクリックされてそこで収益を一気に稼いでいるみたいなパターンありそうですけどね。

少なすぎると偏りますね。

…というのは置いといて、リアルなところで言うと、

とりあえずSpotifyとYouTube Musicより高そうな気がします。数字出してなくてすみません。


◆YouTube Music

自分でも一番気になっていたところです。

再生回数も収益も合計ではSpotifyより少し少ないくらいでした。

再生単価(収益):約0.36円 再生単価(自分の取り分):約0.29円

Spotifyと違って、日本での再生単価が圧倒的に高いです。

日本単体で見ると、再生単価(収益):約0.68円、再生単価(自分の取り分):0.54円

でした。日本をメインターゲットにしている日本のYouTuberの人たちってもしかしてめちゃくちゃ稼いでるんじゃ…?と思ったり思わなかったり。

日本以外では、アメリカ、アジア太平洋地域、インドの再生単価が高かったです(インドは再生回数自体少ないので何とも言えませんが)

計算してないのでわからないですが、なんとなく、自分の取り分で、アメリカが1再生0.2円、アジア太平洋地域が1再生0.3円くらいな感じがしました。

あとはこれまたもっと再生回数が少ないので何ともですが、カナダも強そう。

他の地域は、私の場合は一時期まことしやかに言われていた1再生0.1円より低い感じでした。(再生回数が少ないから説が濃厚ではありますが)

あ、なぜかアジア太平洋地域での再生はめちゃくちゃ多かったです。やはり再生回数の多さが大事なのか…?


◆Apple Music

YouTube Musicに次ぐくらいの感じの再生回数でした。2割弱って感じ。

YouTube Musicはおすすめに出てくる度(?)の差が大きいので、有名アーティストでもかなり再生回数違いますよね。

再生単価(収益):約0.83円 再生単価(自分の取り分):0.67円

やっぱり高いですね。日本での再生は安定して高いですが、アメリカも割と高い印象。


◆LINE MUSIC

これの面白いところは、LINEの友だち人数が多い人が設定してくれたら再生回数が伸びやすいであろうところ。

私の場合、ずっと再生回数が超低空飛行でしたが、最近明らかに増えました。(といっても少ないけど)

再生単価(収益):約0.71円 再生単価(自分の取り分):0.57円

全体の再生回数の1%未満ですが、収益だと1%超えているくらいです。

普通に再生単価高い。LINE MUSICはその性質上、アーティストによってかなり再生回数の割合が違いそうですよね。


◆AWA

LINEよりもさらに少なかったです。果たしてこれを集計していいのか。

一応こんな感じ↓

再生単価(収益):約0.83円 再生単価(自分の取り分):0.67円

一応再生単価はまあまあ安定している気がします。ただ、1回だけ、再生回数0回なのに収益が入っている月がありました。なぜだ…。


◆Deezer

再生回数が少なすぎて集計したらまずいと判断しました。

が、一応YouTube MusicとSpotifyの間にいると思われます。


◆Amazon Music Unlimited

地味ながらめちゃくちゃ安定という印象ですね。再生回数の5%、再生による収益の10%以上を占めていました。しかも最近になって再生回数が増えていたり。リピーターが多かったりするのかしら。

再生単価(収益):約0.96円 再生単価(自分の取り分):0.77円

日本とアメリカの再生が中心ですが、どっちもお高めです。


◆NetEase

中国の会社のようですね。実績月でいうと2021年12月に初登場でした。最近加わったんですかね。再生による収益としては多くないですが、再生回数では2割弱にもなってました。すげえ。

再生単価(収益):約0.06円 再生単価(自分の取り分):0.05円

こんな感じで再生単価は高くないですが、そんなのまあいいかというくらい再生していただいてます。ありがとうございます。


◆TenCent

実績月では2022年2月初登場でした。これまた中国の会社のようです。

再生単価(収益):約0.08円 再生単価(自分の取り分):0.06円

再生回数で言うと2パーセントくらいでした。

新しいので今後に期待?でしょうか。ひと月ごとの再生回数はなかなか多いです。


◆TikTok

収益化する前に結構再生されていました。

自分の曲が使われているのを見るためだけにダウンロードして探したりもしました。

…が、収益化されてからどうなってるのかわかりません。

現場からは以上です。


◆まとめ

大体こんな感じの順だと思います。

Amazon Music Unlimited

AWA、Apple Music、LINE MUSIC

Deezer、dヒッツ powered by レコチョク

Spotify、YouTube Music

NetEase、Tencent、iTunes

他にもこれをまとめている方は多数いらっしゃると思いますが、自分自身のデータを知りたかったのでこうやって書いてみました。

2022年3月14日月曜日

Mixoundで音がずれる時の対処法【多重録音】

 多重録音ができるアプリです。


https://apps.apple.com/jp/app/mixound-手軽な多重録音アプリ/id1452582507


音だけではなく動画も一緒に撮れちゃうというところが他のアプリにはあまりないと思います。

で、使ってみたのですが、

録音

→保存

→録音した音を流してイヤホンで聴きながら新しい録音

→録音が上手く行けば保存

という流れだと思うのですが、それまでに録音した音とピッタリ重ねて録音したはずなのに出来上がってから聞くとズレてる!!という現象が起こりがちです。

何度も試した結果、少なくとも録音が二つのみの時は、「ほぼズレてない」と「明らかにズレている」のどちらかになるっぽいということがわかりました。

ということで、端末のCPU的なものがある一定の基準を超えると急にズレ出すようです。(ここらへんの原因は他のサイトに書いてあると思います…詳しくないのでこんな感じで…)


対処法①

使っていないアプリを落とす

私が使っているのはiPadなので、iPhone もそうなのかは知らないのですが、再起動後も勝手にいろんなアプリがバックグラウンドで立ち上がってたりします。

使っていないやつはとにかく落とします。

ブラウザも、見ないページはできるだけ閉じておきます。

なんとなくですが、これが一番効果がある気がしました。


対処法②

失敗したテイクは消す

どれくらい効果があるのかはわかりませんが、無意味でもないと思います。


これ以外にも、端末を再起動する、アプリを一回落として再起動する、wifiを一回オフにする、とか色々やってみました。

wifiは多分効果なさそうです。

あとは、デジタル端末の性質上、使いすぎて熱くなった端末を冷やすというのも効果があるかも?と思っています。

便利なアプリなので上手く使っていきましょう。

2022年3月11日金曜日

TuneCoreログイン時に403 Forbiddenと表示される原因と対処法

 TuneCoreでログインしようとしたときにこのように出ることがあります。(他のサイトでも一般的に見られるものですが)


TuneCoreの場合、ログインから時間が経つと自動でログアウトします。

その後、そのままログインしようとするとこれが出てしまいます。

なので、自動でログアウトしていたら、一回サイトを自分で更新してからログインしてみてください。

403 Forbiddenと表示されずにそのままログインできます。




2021年10月5日火曜日

kalafina 『red moon』歌詞解釈・考察

 kalafinaの最高傑作だと思っているこの曲。

ベストアルバムで聴いて知りました。

歌詞→Kalafina red moon 歌詞 - 歌ネット (uta-net.com)

YouTube(音源)→ https://youtu.be/hcGasIF4WkA

曲が好きすぎてピアノでよく弾き語っているのですが、段々と感情移入しながらうまく歌えるようになりまして、そのうちに恐らく誰もしていないであろう解釈を突然思いつきました。

考えずに感じるべき歌詞という気もしますし、各々が人生と重ねて聞くとよい曲なのかなと思うので話半分みたいなところはありますが……。(センシティブなワードが出てくる部分があります。ご注意ください)





まず、red moonという言葉は満月、月食を表すっぽいですね(詳しくはわかりませんでしたが)

また、歌詞にも「六月の」と出てきますし、6月の満月を表す「ストロベリームーン」というのを調べてみました。(月が赤く見えることがありますが、ストロベリーという言葉自体は赤い色とは関係ないそうです)

ストロベリームーンは「恋を叶えてくれる月」。そして満月は子供を宿した子宮の象徴。

…と、ここで、別の方の考察を紹介しておきます。

こちら→音◆red moon 感想その1: カゴの中の鳥 (way-nifty.com)

かなり納得のいく考察というか、自然に考えたらそんな感じだよなあと思います。

まあ、私は初めて聞いたときは子供がどうこうとは思わなかったのですが、失恋はしてると思ってました。

でも、段々と、もし失恋してるわけじゃなかったら?と思うようになりまして。


結論から言いますと、子どもが欲しいカップルの歌なんじゃないか?という気がしてきたんです。

1連目~4連目が恋人同士の馴れ初めから蜜月(?)的な歌詞なのはいいとして、でもやっぱり、「音楽」とか「歌」とか「赤い月」は愛し合う二人が生み出すもの、つまり子供なのかなという感じがします。「アレルヤ」もそうかも。

そう考えると序盤からちょっと聞こえ方が違ってくるかも?という感じ。

で、5連目ですが、なんか不妊で悩んでる人の心の叫びに聞こえてきたんです。

もちろん私が好きに解釈しているだけなのですが、この歌がそれを表しているというよりも、現実で悩んでいる人はこんな心情なのではないだろうか?と段々思えてきたというか。

「人は何度叫ぶのだろう」というのが、ああ、またダメだった、という失望のようにも感じました。

この解釈だと、5連目でいきなり絶望しつつ、同時に希望も持っているのがなんか納得できます。

次の6連目の冒頭、「生きて行く」は、自分自身が生きるというのもそうだし、人類が命をつないでいくという意味なのかなと思ったり。

運命をカルマと読んでますし。

7連目、ここだけ「歌」ではなく「うた」と表記されています。

7連目ではまたちょっと明るい感じを受けるのですが、8連目、やっぱり悲しい。

これはどういうことなんだろう…?って思ったりしますが、私の中での8連目の解釈は「流産」です。

幸せがやってきたと思ったけど、文字通り砕け落ちてしまったような。

そもそもこういう解釈をするようになったのが、色々調べていて知ってからのことなのですが、世の中には不育症というものもあるんですね…。なんか悲しい。

(真面目な医療的なブログじゃないのでこの辺の言葉、検索に引っかからないでほしい)

ここまでくると「恋も夢も『いつか』消えて」というフレーズが納得できます。

現代の不妊治療とかだと、夫婦間の温度差とか、仕事にも影響が出て、とか体がつらいとか色々聞きますよね。多分治療してなくても、周りも自分たちも納得して諦めているつもりでも、知らず知らずのうちに二人の間に溝ができていったりもしますよね…。

そしてその後、「『それでも』まだ届かぬ声」、ここが「それでも」という言葉で繋がっているのもしっくりくるような気がします。

9連目、10連目は詳しく考え始めるとよくわからないのですが、絶望に吞まれそうになりながらも、綺麗ごとだけでは生きられないことをかみしめながらも、希望を信じているように感じます。

特に10連目の「たった一度だけでいい」があまりにも切実に感じられてきません?

まあ、何にしろ、私はこの、どこか胎内を思わせる赤黒い感じの音の世界とか、振り絞るような情念の表現が大好きです。


(さらに、アルバムでこの次の曲が『光の旋律』ということらしいですが、もしやこういう困難を乗り越えて生まれてくる子供の歌なのではないか?という気すらしてきます。)


追記:この曲、頭文字が大文字になってないところが好きです(表記ミスではないはず)

2021年2月12日金曜日

佐井好子1stアルバム『萬花鏡』(1975)全曲レビュー

なんで書いてるのか自分でもわかりません。
が、しかし、偶然この凄すぎる女性シンガーソングライターを発見してしまったので曲についてつらつら書いていきます。
そもそもネット上に情報がなさすぎるのでもし興味を持った方がいらっしゃったらこの記事が確実に上位に出てくるでしょう(適当)
20代が書いているので当時の時代背景、空気感がわからず至らない部分があるかと思いますがご了承ください。

歌詞:https://mojim.com/jph116512.htm


歌詞が載ってない曲もありますが、このアルバムの曲は全部載っているっぽいです。



1.夜の精

さりげない曲のようでめちゃくちゃ凄いです。
マイナー調とメジャー調を行ったり来たりするところとか。
そして歌詞のなかなかの妖しさ。
間奏のヴァイオリンも美しいです。
昼間の街を狂った街と表現しているところに厭世観を感じます。
あと、「あの娘」を少し遠くから眺めているような、でもギリギリ私=あの娘と解釈できなくもないような距離感が秀逸です。

2.冬の地下道

最初にちょっと叫び声みたいなのが入っててびっくりします。
そしてASMR風の(?)パーカッション。
題名通り冬の地下道そのものを歌っているのが凄い。
心情を表す言葉もないし一人称も二人称も三人称も出てこない。
暗い景色の中で青い海や空を夢見て途方に暮れている。

佐井さんは基本女性の目線から歌詞を書くのでとりあえず女性を想像すると、なんとなく黒いトレンチコートを着てそう。
男性だと仮定するとまた違う趣がありますが。

3.逢魔が時

一部分で出てくるシンセの音は当時としては斬新だったのではないかと思います。
あとベースラインが存在感強い。お気に入りです。

最初は歌詞の意味がわからなかったのですが、理解してめちゃくちゃびっくりしました。
これは凄い。表現が色っぽい。
空の赤みとか枯れ落ちる花というのは、比喩であると同時に、佐井さんがインタビューで答えていた「女の原風景」なのかなと思います。

1番。
「帰りを忙ぐ ひとときを」が凄い。急に現実感のある歌詞になるから。
個人個人の記憶の中のそんな場面がふっと思い出されますね。

2番。
圧倒的にすべての言葉が凄い。
「逢魔が時」に、「愛しあえない淋しさ」に「夜を恐れて」と続く歌詞にびっくりしました。
なんというか、ただ淋しいから夜が恐いのではなく、どこか相手に申し訳ない気持ちが込められているように勝手に思ってしまったんです。
冷静に考えたらそうではないのかもしれないけど、そう思ってしまいました。
それくらい行間に不安が込められている気がする。

3番。
「おとなしすぎる安らぎ」ってフレーズってつまりそういうこと?
今月もある種何もなく終わったわ、ということ?

なんか1~3番が全員別の女性について歌っているようにも聞こえるんですよね。不思議な感覚です。

4.恋した人へ

具体的な状況はわからないのですがなんとなく共感してしまっている自分がいました。
恋が終わったら街を出ていくわけです。
未練が残っているというか、燃えるような感触がまだ残っているかのような、夢うつつの状態というか。

幻の4番があるみたいですが、それによると本気で好きなわけじゃないけど大人の恋がしたいから、ということらしいです。
なるほど。だいぶイメージが湧いたぞ。

ごく個人的には、付き合っていると思っていた人にいきなり「結婚するから」と別れを告げられたのではないかと思ってます。
いやでも、わがままって何だろう。難しい。

語彙力がないので大雑把な言い方をしますが、「辛い!ひどい!!」という歌ではなく「あーあ……」みたいな歌ですよね(多分)

5.椿は落ちたかや

使っている楽器からして凄い。
とにかく和。ここまで純度の高い和の世界を感じる曲は滅多に出会えないと思います。
左側から三味線、右から鼓の音が聞こえてきます。
多分物の怪が存在してます。
一人称が「あたい」というところも惹かれます。

この歌、解釈に迷ったのですが、母から子への愛だと捉えてます。
複数曲で母と娘(子)の確執みたいなものが書かれている中で、実はこの曲だけ例外なのではないか?と。

そう捉えると2番の歌詞が幻想世界であると同時にリアルな情景描写に見えてきます。
揺れる血の海に流れつき、やがて逆さづりになる…。
当時まだ一般的でなかったはずなのですが、灰色うごめくというのがエコー写真を表現しているとしか思えない…。
もしかしたら全く違うのかもしれないのですが、私はそう解釈しています。

6.酔ひどれ芝居

これはコメントが難しい。
なんというか世界が完成されすぎていて。
古い日本であると同時に非現実の街の世界だと思っています。さらに、ロマを思わせる部分もあるかも、と思ったり。

7.紅い花

ここまで歌詞がわかりやすい歌は多分これと次の二十才になればくらいです。
かあさんが赤飯を炊いていた日の歌です。
でも「あたし」はつばきの花が欲しいと。
椿は落ちたかやと同様、椿が似合いますね。
歌詞っていろんな花が出てきがちですが椿というのもまた独特で味があります。
花がそのままの形で散るのが生々しく思えたり…。

この曲、聴けば聴くほど当時の日本で発表されたという事実がとんでもない奇跡ではないか?と思ってしまいます。

8.二十才になれば

この歌詞を聴いて衝撃を受けない人っているのか…?と思ってしまうくらいの歌詞。
万人におすすめできる曲ではないですが、私としては若者ほどこの曲を聴け!と言いたい。

めちゃくちゃ過激なことを言っているとかそういうわけではないのですが…
タバコの件からして今の時代には絶対生まれない歌詞ですね。

さらに、今だったら二十才になったら結婚、という発想をしないですね。(実際結婚する人もいるけど。)

でも、時代は変わっても人は簡単に変わらないんですよ。

私は20歳を過ぎてしまいましたが、この歌詞の中の女性に対してめちゃくちゃ共感する部分があります。

生物としての自分だけを考えるともうそろそろ結婚している気がするのに、現実の社会はそういう感じじゃない。肉体と精神、自然と社会(対義語ではない気がするけど)の乖離を感じる。

歌詞の中の女性はきっと本当に20歳で結婚するんだろうけど、私はこれに似た想いを抱えたまま叶えられずに年老いていくのだ…という、歪な聴き方をしてしまいます。
(リアルな話をすると28までには結婚したいです。
でも、誰々が結婚した年を過ぎてしまったんだなあ…とか思うことはあります)

今の女性の方が幸せな部分も、昔の女性の方が幸せな部分もどっちもあると思っています。
だからこそ、この歌の中で自分の人生が幸せかどうかみたいなことが一切書いておらず、淡々と緊張しているのが伝わってくるところが好きです。
自分とは違う境遇の人間に感じる緩やかな共鳴に心がすっと落ち着きます。

…個人的な思いが強めになってしまいましたがこんな感じです。

9.雪女

どんな人生を送っていたらこんな色っぽい歌詞が書けるようになるんでしょうか…
夢野久作の影響なのか…?
「おまえ」は雪女、そして語り手は誘い込まれる男の一人。

よく聴くと笛の音とか色々入っているんですね。
恐らくアルバム中で、コーラスを含めると最高音を歌っているのはこの曲のはずなので、ある種のクライマックスなんですよね。
佐井さんの高音は本当に美しい。
高音コーラスの後の間奏部分も変化があって好きです。

10.見果てぬ夢

他の曲よりも明るくてエンディング感があります。
…が、歌詞はなかなか凄まじいことを言っています。
あ、でもよく考えたらこれは佐井さん流ラブソングなのではないだろうか?
そう考えるとこの曲調に納得がいくような。

これを最後の曲にするのセンスの塊すぎますね…。



曲のメロディとかアレンジについても書こうと思ったのですが、ほとんど歌詞についてばかりになってしまいました。
このアルバムに関してはアレンジはそこまで幅はないかな…?という感じです。次のアルバムから曲の幅が広がっていくんですね。

しかし難しい。つたない文章ですが読んでくださった方ありがとうございます。

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