2018年11月26日月曜日

倉橋ヨエコ 鳴らないピアノ 歌詞考察


いつも以上にメモ的な書き方になります。読みにくいかもしれません。めちゃめちゃ個人的な感情が入ってます笑


ヨエコさんの特徴的なジャズ歌謡とかピアノの旋律の美しさ、というものからは少しはずれた曲ですが、個人的に、一番歌詞もメロディもインパクトがあるし好きです。

しかも、最後のアルバムの最初の曲というのがいい。

ヨエコさんにとって、初めて作った「自分から別れを決意する曲」だったそうですが、その力強さにあふれています。

その歌詞を聴いて、なぜかわからないけれど、私は初めて、自分は今まで流されるままに生きてきてしまったのかもしれないと思いました。
今までも別れを決意する(恋愛だけでなく、過去との決別なども含む)曲は好きだったんですけど、この曲には有無を言わせない説得力があります。


正しい愛とは何か、というのは難しいですが、人間全体にとって客観的に「正しい」ことと、自分にとって正しいことをどちらも意味しているのではないかと思います。
本当は正解なんてないし、自分にとって正しいかどうかがすべてだと思いますが、この歌の中で、女性はそれを混同しているような気がします。
混同というか、混乱しているんです。多分。


私のピアノとは何か

ピアノ≒心だと思います。自分の心をストレートに表現する手段。

それを踏まえると、1番のサビは、「心に響かない」のではなく「心が響かない」のです。

そして最後にピアノは蓋を閉じます。
相手に対する恋愛感情を完全に失ったことを意味すると同時に、ヨエコさん自身が世の中に対して今までのように発信するのをやめようと(無意識のうちにですが)決意していたことを表しているのではないかと思います。


2番のAメロ

あばたもえくぼと言いますが、それの逆です。

長所がひとつも見えなくなるのです。

おそらく、嫌いになったのではなく無関心になったのだと思います。(好きの反対は嫌いではなく無関心というやつ)



この歌のシチュエーションについて

「むごい嘘」から、女性が裏切られてしまった感が凄くありますが、私はあえてそうではない状況をイメージして聴きました。(より「力強い」イメージで聴きたいので)

相手の男性は凄く口が上手いんです。
ただ上手いんじゃなくて、言っているときはすべて本気でそう思っているし、将来のためにいろいろ実行しようと思っている。
もしかしたら、その人の言うとおりにしていればうまくいくかもしれない。

だけど、女性の側からしたら信用できないわけです。
結果はいいかもしれないけど過程がよくない、みたいな。

過程こそが「正しい愛」なのに、それを無視されている気がする。

そして、一見すると相手に凄く愛されている状態のままなのに、それを「嘘」と言い切って別れを告げるみたいな…


今まで、私は恋愛や結婚、出産を経験した女性が失うものについて考えてきたのですが、そうでなくても何かを「捨てる」ことってあるんだな、と思わされた曲でした。(順番的にはこっちの方が先だとは思いますが...)

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