下の方にロケット関連の色々を置いてます。
ここまでのポイント蓄積でChronometerを1個進める&エンジンを作るときゴミが発生しないようにするのはできました。
さらにわかりにくいですが、アップグレードのおかげでDiesel refineryから出てくる製品とゴミがちゃんと3つに分かれるようになりまして、無駄がなくなりました。(それまで3本に分けてるとゴミが色々なところに混ざってしまってうまくいかなかったというアレ)
※この先は随時更新中
「面白いと思ったものについて書く」「少しだけ独自の視点で」をモットーにゲームを中心に紹介します。ネタバレ注意。攻略はたまにピンポイントで細かいこと、普段は大雑把に書いてます。他の記事は下からどうぞ。
エリア43ではフーセンガム(紫色)が出てきます。フーセンガムの隣のすみすみを1回片付けるとしぼみ、もう1回片付けるとフーセンガムがなくなります。
この記事ではステージ851の攻略を紹介します。
最初の画面↓
最初の数回はフーセンガムが片付くようにすみすみをタップしていきます。
この間に、片付けるターゲットのすみすみは勝手に移動していってくれると同時に、わたあめメーカーからわたあめが生産されて邪魔してきます。
※最新巻までのネタバレを含む場合があります。他の話へのリンクは最後にあります。
ここまでの4話があまりに情報量多かったのでここでやっと落ち着ける…なんて思って読み返したら別の意味ですごかったです。この話。
隠れた神回だと思ってます(そもそも全部神回説ありますが…。私の中ではマニアックな隠れ神回が3回あります笑)
やっぱこの話の主人公ってハクなんじゃないかなって錯覚しそうになっちゃう。いや、5話に限ればそうと言っていいかもしれない。
ここからは考察抑えめにして情緒たっぷりに感想を語りますね(?)
まずはタイトルのところのイラスト。強い目をしたヨナ。今後の変化を予感させます。
そして最初の方のお風呂(?)シーン。珍しくヨナが脱いでます。…いや、この後もそういう時はあるにはあるのですが、なんか蛭に噛まれた足といいヨナの人形のような表情といい、他シーンとは異質なものを感じます。
違うといわれそうですがあえて個人的な感想を述べますと、00年代の美少女が出てくる電波ゲーとか鬱ゲーみたいな雰囲気なんですよ(プレイしたことないけど印象が)
正直ちょっと怖いです。この感じのまま話が進んでいかなくて本当によかったです。
…と、ここで、32巻巻末のおまけ漫画をちょっとだけ紹介。
「連載開始時にヨナ初代担当さんとのやりとりで色っぽいシーンを入れると言ってたけど未だ実現してない件について」
四代目担当Tさん「色っぽいシーンこれからも待ってますよ!」
草凪みずほ先生「いや暁のヨナはもうそういう空気じゃないし…」
あー、だからか。なるほど。この後色っぽいシーンが出てくるかもしれない世界線(?)のシーンだったのか。
(このあとの巻で色っぽいシーンは確かに出てきていませんが、ハクとヨナがちゃんと精神だけでなく肉体的にも惹かれ合ってる感じが描かれているというか、ちゃんと生き生きとしていて私はそっちのほうが好きです)
’姫さんはあのままだろうか? 食事もせずただ俺に手を引かれて歩くだけ まるで人形だな’
タイトル「ただ息をしているだけ」そのものって感じ。なんか凄く痛々しい。
ヨナがスウォンからもらった簪を見つけるハク。簪がなくなっていることに気づくヨナ。
ハク「何か 落とし物でも…?」
ハクを見つめた後首を振るヨナ。
ハクの冷たい目が突き刺さる。ヨナが首を振っているのは、ただ単にハクに悟られたくないとも取れますが、ハクが隠したかも?と思った自分自身を否定しているようにも見えます。
まあとにかくハクのその態度普通に怪しいから笑
5話全体を通して基本的にヨナの視点からは何も語られないのが怖いし魅力的です。
’いらない あんなもの 絶対にいらない’
黒い背景に白い文字。
’ヨナ’
この2文字の周りだけが白い背景に。
’私は好きですよ ヨナの髪 暁の空の色です’
白くて明るい絵に。ここで唯一、ヨナがそのセリフを思い出していることがわかります。
ハクのどす黒い心の声が聞こえてきたように思ったヨナがそれを振り払って、思い出の中のスウォンという明るい存在に向かっていくみたいな演出じゃないですか、これ。まるで光に向かっていくかのような感じでふらふらと簪を探しに行ってしまうんです。
でも現実には毒蛇の巣窟に迷い込んだだけ。
助けに来たハクに対してハッとした顔をするヨナ。そう、助けてくれたのはハクなんですよ。この瞬間にヨナはほんの少しだけ現実に引き戻されるというか、変化の第0歩(?)みたいな感じがします。
ハク「姫様のお探しのものはこれか?」
ハクが言うと、ヨナの顔に影が宿ります。
そして簪が無事なのを確認すると少しホッとした顔になります。
さっきの光と闇の描写と同じままです。
ハク「俺はスウォンを許さない」
ハク「だがそれ以上に 俺はあんたに生きてほしい」
このセリフ、実質自分が隠したことを認めてるんですね。その上で謝りはしないと。生きてほしいからそのために返すと。わかりやすいシーンもいいですが、個人的にこういうところがハクの一番かっこいいところというか、自分を貫いているところだと思ってます。
そして…。
’何でもいい 今は あんたを繋ぎとめられるのなら たとえそれが 未だ捨てきれない想いでも’
ここですよ!!ここ!!!!
喋ってないけど名言。間違いなく屈指の名モノローグ。
簪を見つめたあと、ヨナは無表情のまま蛇に噛まれたハクの足を見つめます。…そう、変化していないようで微妙に周りを見る気力が戻っています。というか、後々になってよりその傾向が強くなっていくのですが、ハクの傷には敏感なんですよね。
手を伸ばすヨナに対して、「大丈夫ですよ」と一言、ハクは触れさせません。今となってはこんなこと絶対ないですよ。絶妙な距離感。
最後はハクが故郷の風牙を目指していることが判明して終了。次回風牙編に入ります。
第3話&第4話→https://hana00000.blogspot.com/2021/05/34.html
※最新巻までのネタバレを含む場合があります。他の話へのリンクは記事の最後にあります。
3話、4話は対になっている部分があるので1記事にまとめてみました。
城からの逃亡を続けるハクとヨナの回想シーンがメイン。3話はハク視点、4話はヨナ視点。
まずは個別に細かいところを考えてみます。
◆3話
ヨナ「死んだら……許さない…から…」
ヨナがハクに言ったセリフ。ハクは驚きと悲しみと愛しさが混じった表情をしているように見えます。
いや、わからないですけど。とにかく最新巻まで読んだ上で戻ってくると特にここら辺はヨナよりハクの方が表情豊かに見えてくるんですよね。
そして回想シーンへ。
ハク「嘘つけこのぽよん」
えー、このセリフがここの見開き1ページの中で一番好きです笑
ギャグなんだけどこの頃のハクの悪ガキっぽさとかナチュラルに拗らせてる感じとか伝わってきます。
まあとにかくここのシーンで描かれているのは、ハクは貴族とか王とかと関わりたくなかったということ。
イル王が作り上げた見せかけの平和への不信感(で合ってるのかはわからないけど…)もありつつ、ハクは本来の性格的に政治に向いてないんですよね。(代わりに他の部分はめちゃくちゃ有能ですし、人を惹きつけるカリスマ性もあるので最終的にどうなっていくことか)
そしていよいよヨナの話へ。
‘昔っから この姫さんといると 俺は調子狂って仕方ない’
昔っていつだ…?まあ、子供世代視点の回想シーンって基本的に一番古いのがハクとスウォンがが9歳くらいの頃なんですよね。
わからんけどとりあえず15歳当時ですでに相当拗らせてるやん。この言い方。
テジュンが初登場します。最初はなんだこいつって思ってました()
ムンドク「お前…何をイラついとるんだ」
ハクがまだ悟りを開ききる前の貴重な映像となっております笑
ヨナ「昼間はごめんなさい 私がふがいないから怒ったんでしょ」
え?なんだって?安定の勘違いですね。まあこの時のヨナは普通に子供だから仕方ない(?)けど。
旅に出てからとちょっと違うのは、ヨナの発言に対して、ハクが思考が追いついてなさそうな表情をしているところかもしれません。
ヨナ「仲直りの賄賂ね」
ハク、よく見ると照れてます。
漏れ聞こえるモブの会話から、カン・スジンがすでに謀反を計画していることがわかります。こっわ。
テジュンとハクがヨナを取り合う(?)レアな少女漫画らしいシーンへ。
テジュン「本当に可愛らしいですね ヨナ姫は」
えーここで余計な考察を長々としてみます笑
3話だけでなくこの後もずっと私の中で気になっているというか注目していきたいポイントなのですが、ハクはヨナに直接可愛いとは言わないんですよね。なんとなく今後はあっさり言うかも?とも思いますが、気持ちを伝えるまでは安易に言わないように、どころか思わないようにしていたのではないかと。
実は、時系列で言うとかなり前(3年前?)である番外編1(157、158話の間)で、「あんまんで丸々太って可愛い」とか言ってますが、さすがにこれは悪口すぎるのでノーカウント笑
1話の最初の方でも「いいんですか?可愛くしとかなくて」とか言ってますけどやっぱり素直じゃない言い方しかしません。
逆に正直なのは、153話「たまの晴れの日」でジェハとの会話の中で「まあ可愛いけど」と言うのと、176話「聞こえた?」でお腹が鳴っているヨナが布団から起きてくるシーンで内心(かわいい)と思っているくらい。
153話なんて、ジェハに開き直ったって言われているくらいですからね。
そんな人間だからこそテジュンの「可愛らしい」という一言が引っかかりそうだなーなんて。というか、シンプルに二人の性格の違いがよく現れているシーンなのかも。
テジュン「まるで子猫のような力で抗われると ますます触れたくなってしまいますよ」
ハクはどのシーンでもヨナの貞操の危機には素早く反応します笑
さらにここの面白いところは、10話「紅い髪」との対比だと思います。(10話のことを書く機会があれば詳しく書こうと思います)
止めに入ったハクの「俺の姫」発言に対するテジュンのポカンとした顔、ちゃんとこの頃から実は悪役の顔ではないという(10話の柱=公式曰く、「バカな子」らしいですから笑)
あ、ヨナに好きって言われてしっかり照れてる少年ハクの表情、めっちゃ三白眼な感じ、萌えです(こういうノリで書こうと思って始めたのに全然純粋な感想書けてない…)
テジュン「ならばその実力 今ここで見せてみよ」
お互い名乗った後。改めて見ると何も考えないで言ってそう。
イル王はテジュンの刀を手で掴んで止め、出血してしまった手を後ろに隠します。
ここでタイトル「うしろ手の強さ」回収、というわけですね。この回に限らずちょいちょいタイトルが凝ってますよね。
この時からハクはずっとイル王への忠誠を持っていて、あの152話の告白シーンでもそんなことを言ってます。
えー、すでに長いけど次行きます。
◆4話
3人で雪遊びをして風邪を引いた幼い頃の思い出の話。
スウォン「お団子出来ましたっ」
スウォン「何だか奇怪なもの出来ましたっ」
スウォン「…ヨナ」
ヨナ「あっ 元気だよ」
ヨナは母親を亡くした直後で元気がありません。一方ハクとはこんな感じ。
ヨナ「雪だんごの的にちょうどいいわ」
ハク「ほーう」
スウォン「さすがハク ヨナが元気になりました」
ここ、全員重要な会話&行動してますね(全部読み返して初めて気づいてる)
この時からスウォンは、ヨナを元気にできるのはハクの方だと気づいているわけです。
あと、ヨナはこの頃からちゃんと(というか幼い頃の方が逆に?)おしとやかな子じゃないんです。このシーンを見ればハクの告白直後に剣でやり合ってるのも自然に見えてきませんか?
たったこれだけのやり取りで全部結論でてる…。
雪遊びをして案の定(?)体調を崩すヨナ。
モブ「病を怖れて我が娘にすら近づけないのではないか?」
スウォン「黙りなさい!!」
ハク「王は王だからな」
ここのスウォン、他のシーンではあまり見られない、毅然として強い口調で言ってます。
スウォン→何も知らないくせに軽薄に悪口を言うなんて許さない、ハク→実はこの頃からイル王を認めている、という感じでしょうか。
ユホンがまだ生きていた時なのでイル王の恐ろしい部分はまだ知らないわけですが。だからこの時は純粋にヨナを守りたい気持ちの方がメインかな、とも思います。ただ、スウォン自らイル王に手をかけたくらいですから、この時から自分で真実を見極めて行動したい、みたいな部分は一貫しているはずです。
そう、このシーンが(子供世代視点の)回想の中で一番今のスウォンの片鱗が見えているのではないかと勝手に思うんですね。それがどの方向に向くかの違いなのかなあと。
あ、195話「最後の願い」を読み返してみたのですが、カシが亡くなって(ユホンとヨンヒが会話して)からユホンが亡くなるまでたった2か月なんですよ。このたった2か月間が16歳になるまでのヨナを支えていたわけです。…ってかここで自分から城に出向くあたりスウォンさすがしっかりしてるなあ。
その後布団の中でお腹が鳴っているヨナ。
ハク「でっかいぐぅだな」
ヨナにはたかれます。
…あれ、これ176話と同じ状況では…? ゆるい絵で描かれている赤面したヨナだけびっくりするくらい絵が似てます。
あ、この時も実はハクはかわいいと思ってたのか。なるほど。(そもそもヨナに意地悪なこと言ってる時だいたい可愛いと思ってそうではある)
それにしても176話では二人とも成長しましたねえ。
病が治った後の会話。
ヨナ「あーあ 治っちゃった」
ハク「残念そうだな姫さん」
ヨナ「別に」
スウォン「私は残念です」
ハク「姫さんの隣で寝られないからか?」
スウォン「ヨナの隣はいつでも寝れますけど」
ヨナ「えっ」
スウォン「私はずっと ずーっと あのまま3人で風邪ひいて寝てたかったです」
長いけどしっかり抜粋してみました。
スウォンは人間みんな好き。…いや、でもやっぱりヨナとハクは二人とも特別、みたいな感じ。
で、ヨナさん…?これはどっち…?スウォンのこと好き(というか憧れてる)なのは確実なんですけどね、実は無自覚のうちにすでにハクのこと好きなんじゃないかなあっていう絶妙すぎるライン。
幸せな夢は束の間、目が覚めると現実は山の中。
さらに場面は切り替わってスウォンのいる飛龍城へ。
スウォン「直ちに追っ手をかけます ーーいや 放っておきましょう」
スウォン「我々には早急に やらねばならない事があります」
初見の時はふわっと読んでたので気づいていなかったのですが、スウォンはここでも葛藤しています。そしてのちに起こるいろんな事件をすでに察知しています。真実を知ると「早急に」、という言葉が悲しく思えてきます。
ラスト。スウォンは(多分)空から正面へ目線へ移動して鋭い表情に、ヨナは軽く俯いて涙を流し、ハクは空を見上げています。
ここでも雑にタイトル考察を。「遠い空」は色々意味がありそうかも。
スウォンとハクが見ている空は、今お互いがいる遠い場所=現実であると同時に遠い思い出でもある。スウォンはそれを振り払うようにし(ヨナとハクを切り捨てる)、ハクは見続けている。ヨナはまだ思い出(夢)の雪空の中に閉じこもっている、みたいな。
この時点ではハクの方がヨナより現実に向き合ってるんですけどね。ヨナの場合この後向き合えるようになっていくのですが、ハクの方はさっさと復讐の決意を固めてしまったので苦しむんですね。
まあわからないけど3者の違いが表れているのは確かです。
◆3話と4話を合わせて
最初に読んだ時は正直「いきなりなんか回想が本格的に始まったぞ?」くらいな感想でした。
2回目に読むとめちゃくちゃ情報量多いじゃんってなります。
簡単に3話、4話をまとめると、「この後もハク視点、ヨナ視点の話増えてくよー。二人とも主人公みたいなものだよ〜。スウォン視点はほとんどないけど第3の主人公だから頑張って読み取ってねー」ということかと。
◆ハクとヨナの視点の違い
過去の2人の視点の違いというか世界の広さの話。3話、4話の登場人物をまとめるとわかります。
ハク→ムンドク率いる風の部族(みんな家族で友達)、王と貴族(面倒な存在)、ヨナ(特別)、スウォン(特別な人の特別な人であると同時に個人として尊敬)、そしてヨナの専属護衛をつとめると決めた時にそれらへの見方が微妙に変化
ヨナ→スウォン、ハク、父、(母)、その他大勢
ハクの世界は、一個人が一生に知る世界として十分な広さがあります。そして本人はあくまで将軍(それも凄いことだけど)。スウォンと違って、自分の好きな人たちだけ守れば十分に思えてしまう。逆に、自分の好きな人たちは誰も切り捨てたくない。
それに対してヨナの世界はもともととても狭いです。それがコンプレックスでもあり、のちに広い視点を手に入れる原動力ともなっています。
ちなみにヨナと母(カシ)について。またいずれ語ろうと思いますが、ヨナとカシとはイヤリング(ピアス?)によって結ばれています。多分あれ形見ですよね…?どんなに傷ついたとしても、綺麗な服に着替えたとしても、ほぼずっとイヤリングはつけてます。ヨナの中でイルほど鮮やかな記憶として残ってはいないものの、繋がっています。母の存在というのは一番大事ですからね。もし今後長期的に外すようなことがあれば重要な変化と思って良い気がします。
◆それぞれのラストシーン
3話ラストではハクがいずれ城へ戻ることを決意、4話ラストではスウォンが「城を出た彼らには何もできないから放置」と言う。
これは…いずれ戻るフラグではないか…?!(そして実際戻ってくる)
4話の方は強引な読み方をしましたが、実際、ヨナ達がものすごい働きをするものだからケイシュクが警戒して戻ってこいという流れになるわけですし。
この辺を読み直すうちに、178話からのえ、戻っちゃうの?ええ…?という気持ちがだいぶ薄れました笑
というわけで今回は終わり。いや長いよ。誰が読むんだよこんなの。せめて文章上手くなりたいよ。
前(第2話 感想&考察)→ https://hana00000.blogspot.com/2021/05/2.html
次(第5話 感想&考察)→https://hana00000.blogspot.com/2021/05/5.html
※最新巻までのネタバレを含む場合があります。最後に他の話へのリンクあります。
2話はハクとミンスの会話から始まります。
ハク、寂しそうな横顔をしていますね。
こういう細かい描写、いいですね。
そして…
ハク「幸せになってほしいと思ってる」
という台詞と血塗れた剣の絵が重なります。場面転換の仕方すげえ。
この後のスウォンによる解説は後々(34巻くらいになって)詳しくわかるので置いておくとして、気になるのはヨナが話すところ。
ヨナ「私は… スウォンを忘れることは出来ないと 父上に 伝え…たくて…」
2話の間中ずっと冷たい目をしているスウォンが唯一表情を変えるコマです。ここでも微妙にスウォンの心の揺れが見えますね。
確かにこんな状況下で愛の告白にも等しいことを言われたらびっくりしますけども。ヨナはこういうところで普通に言っちゃうから凄いのかも。
そこに現れる兵たち。
よく考えたらスウォン本人が、兵と一定の距離を保った状態で(?)一人で忍び込んでるのもやばいといえばやばいのですが、相手が武器を嫌うイル王だからこそこんなことができてしまったわけなんですよねえ。
ケイシュク「ならば 話は早いではないですか」
このセリフ気になる。ケイシュクはどうする気だったんだろう。見られなくても場合によっては…という含みを感じなくもないですが。
臨機応変な人間なので何パターンか展開を考えてそう?かも。
逃げたヨナに対して、
スウォン「…捕まえて下さい」
あくまでもそう言います。切り捨てる覚悟はしているけれど、積極的に死んでほしいわけではないという感じ。
2回目に読むと、残酷さ以上に、ケイシュクとスウォンが同じ方を向いているようで微妙に噛み合ってない印象の方が強く感じます。
ヨナが捕まってしまったところでハクが登場。スウォンは表情をほぼ変えていないけどさらに険しくなったような気も…?多分ここは想定内だったのではないかと。
ハク「イル陛下は どこにおられる?」
スウォン「ーー私が 先程 地獄へ送ってさしあげた」
えー??ヨナに言った時はそんな言い方してなかったでしょ?!ってなりました。ここ。
スウォン自身が気を引き締めているというか、後に明かされる通り「幸福に生きて死ぬつもりなんてない」と改めて覚悟した(自分も死んだら地獄に落ちるつもりでいるみたいな)から、というのも多分そうですが、私はハクの横顔を見て、ああ、ここでハクは深い闇を抱えてしまったんだな、と納得しました。
ヨナと違って放心することも涙を流すことももちろんできず、この瞬間にストレートに傷を負ってしまったわけですから。
(そう考えると91話「彼はとても大切な友人だった」に対する感想が、「ハク、やっと泣けたんだ」となったり…?元々の考えとか立場とかを抜きにしても、このシーンと91話を見るだけで、実はハクの方がヨナより後まで引きずっているというのが納得いきますね)
そしてミンスの矢によってなんとか隙を見つけて逃げた二人。
この時のヨナは見ているだけで痛く感じるほど人形みたいな目をしています。
ミンスは何も知らされてなかった様子。兵じゃないし複雑な立場だからなあ…。
ヨナ「私…… 宴の時……父上が泣いて喜んでいたのに 一言も言わなかったわ ありがとう……って」
あーっこれ12話に通じてますね(改めて読むと気付く)
ユンに助けられたことを当たり前と思うなと指摘されて素直に「ありがとう」と作中(多分)初めて口にするわけですが、多分こういうところで後悔したり成長したりしていってるんですね。
ハク「どこへでも行きますよ あんたが生きのびられるなら」
この一言によってあの長い冒険が始まるのが素晴らしい。
強くなっても、ただ正義感から動くというわけでもなく、ただ生きるために生きているみたいな泥臭さとか必死さを捨てていないのが好きです。
ハク「それが陛下への 想いの返し方です」
うん、伏線が凄い笑
これ、177話「聞こえましたけど」で出てくる、アヤメの言葉(「その人もハク様に想いを返してくれればいいのに」)と同じです。
177話を読んだ時は素敵な言葉ではあるけどなぜわざわざそんな表現をしたんだろう?と思っていましたが、2話に戻ってきて納得しました。
この言葉、単に恋愛に限った話じゃなかったんですね。特に親子愛とか主従関係にはぴったりだな、と。
その後見つかりそうになったところでミンスが兵を引きつけに出ていきます。
ミンス「姫様 どうかご無事で」
ここのコマのミンス、儚い美少年って感じがすごくしますね。
再登場まですっかり存在を忘れてしまっていたのですが、とにかく助けてくれた人がいたってことだけはちゃんと印象に残ってました。
彼に幸あれ。
第1話 感想&考察→ https://hana00000.blogspot.com/2021/05/1.html
第3話・第4話 感想&考察→ https://hana00000.blogspot.com/2021/05/34.html
エリア12では 缶入りクッキー 🍪が登場。 今回はその最終ステージ、ステージ240の攻略を書いていきます。 私自身はエリア12はすべて旗を立ててクリア済みなので、 すごい旗を立ててクリア を目指してみました。(ビッグスイーツが2つになる) ということで...