1巻表紙が好きすぎるので載せておきます↓
あくまで一読者の感想なので至らない点があると思いますが、広い意味での伏線色々をまとめていきたいと思います。超ネタバレ注意です。
どなたかがどこかに書いてたのの受け売りですが、暁のヨナはわかりにくいというわけではないけど余計な説明がないところが魅力だと思っております。ということで野暮ではありますが気づいたところをメモしていこうかと。
1話ごとの感想と被っている部分もありますが書いていきます。気づいたら追記していきます。
多分一番分かりやすくて有名なやつ。
1話の1ページ目にヨナ(のはず)のシルエットとともに「赤い星が昇る」と書かれています。
そして105話タイトルが「あかい星が昇る」。
105話は、ヨナ誕生の日(と思われる)に緋の光の星が登場し、それをゼノが見ていて、四龍の他メンバーにも会いに行って…というゼノの夢の中の回想シーン。
さらには、189話でも「あなたは 赤い星のもとに 生まれた子」というフレーズが出てきます。
極めつけは194話。自分以外の未来が見えるというヨナの母カシは、イル(ヨナの父)と自分との間に赤い星が降りてくるのを見ます。
雑にまとめると赤い星はヨナの象徴ということですね。
ヨナがずっとつけている耳飾り。
189話で意味深な感じで耳から取れて落ちてしまい、拾っています(このシーン好き)。
そして浮かび上がってくる母の姿。
この形見を通してヨナはいつも守られていたのかもしれないと思わされるシーンです。
ヨナは母のことが気になり、ヨンヒの手記を読みます(190話から197話)
そして親たちの秘密を知ることに…。
これ、気づいた時うわああってなりました。
2話では、
ハク「どこへでも行きますよ あんたが生き延びられるなら
それが陛下への 想いの返し方です」
と言っています。
そして177話。
ヨナからの告白(176話ラスト)後、177話でちょっとした回想が挟まれるのがなんとも言えず良い。
まだハクが風の部族と共にいた頃、アヤメと話しているシーンです。
好きな人はいるけどどうこうなりたいわけじゃない…と少し言葉を濁しつつ言うハクに対し、
アヤメ「その人もハク様に 想いを返してくれればいいのに」
というのです。
一見177話の中だけで回想シーン→現在、と繋がっているだけに見えていましたが、2話を読み返していてそこでも出てきていることに気づきました。
伏線回収というよりも、ハクがずっと心の中で大切にしていることなのではないかと思っています。
3話で、
「火の部族は隣国から武器を買い占めているらしいぞ」
というセリフがあります。いわゆる噂話です。
そして12巻。いよいよ雲行きが怪しくなってきます。
火の部族のカン・スジン将軍は、自分こそが緋龍王にふさわしいのだと信じて疑わず、謀反を計画しています
70話(12巻)ラストでは、火の部族軍&それと手を組んだ千州軍vsスウォンの戦いがついに勃発してしまいます。
12巻に至るまで、他にもちょいちょい怪しい描写は途中の巻に挟まれているのですが、なんと3話からもう出ていたとは、という感じ。
かなり小ネタです。これに関してはどうでもいいかもと思いつつ笑
4話では、ヨナ、ハク、スウォンの3人で雪遊びをした翌日寝込んでしまい、おそらく夜になって起きたらお腹が鳴ったというシーン。
176話では、ヨナはやっとクルエボから解放され(というか逃げ)、怪我もしているということでテントで休んでいたシーン。実はずっと寝ていたわけではなく、起きていたのにハクと顔を合わせるのが恥ずかしいのか(思い出して赤面しています)、布団に潜っているという感じです。
幼少期の回想(4話)と本編の時間軸(176話)で相当年齢も違うのですが、ほぼ同じタッチでセルフパロディ的に描かれているという、珍しいシーンだと思います。
11話(2巻ラスト)。
ユンが崖から落ちたヨナたちを助けてくれます。
そこでボロボロな格好の神官イクスも登場します。
12話(3巻)では神官がユホン(前王(=ヨナの父)の兄、つまりヨナの叔父さん)の手によって城を追い出されるに至った経緯が簡単に語られています。
ここで一応理解はするのですが、あまり何がどうなっているのかよくわかりません。
13話、イクスがヨナに四龍についての予言を伝えます。
14話、ユンとイクスの回想シーンがありつつ、ヨナ、ハク、ユンでついに旅に出ます(その旅が長かった…。)
以降、ユンとはずっと行動を共にしますが、イクスはあまり出てこなくなるので忘れてしまいそうになります。
が、193話(34巻)で名前が出てきています。15ページで一瞬姿も出てきますね。
ヨンヒ「見習いのカシという少女とイクスという小さな男の子を探してほしいんです」
ということで、190話から197話の親世代の話の回想シーンで、やっと、どういう流れで色々とこんなことになったのかがわかるし、その中でイクスの名前が一瞬登場するわけです。
イクスは、ヨナたちの旅の原点ということで実は重要人物だと思っています。
42話、ゼノ登場。
それまでの四龍の他のメンバーの登場が、なかなかしっかりしていたので、ここで拍子抜けしてしまった方、多いのではないでしょうか。(私はん?何これ?ん???と思いながら読んでました)
ゼノはめちゃくちゃぬるっと登場します。
鹿肉を食べようと手を合わせていたらいきなり隣に手を合わせているゼノ(お腹が物凄く鳴っている)が…。
初登場からわかることとしては、いきなりヨナを「娘さん」と呼んでいること、服がボロボロなことです。
そして17歳(?)とは思えない言動の数々(もっと子供っぽいようでかなり大人っぽい)。
娘さんと呼んでいることに関しては、ダブルミーニングだと思うんですよね。
緋龍の生まれ変わり的な意味と、普通に若い女性に対する呼び方(そっちで考えるとあんまり普通じゃないような…)と。
そして100話から105話。ゼノの秘密が明かされます。
簡単にいうと、
・ゼノは体が傷ついた時に強い力を発揮する
・ゼノは元の緋龍の時代からずっと生きている
・かつてカヤという女性と結婚していた
あたりですね。
そして、四龍の性質が何代も何代も細々と受け継がれていることを把握しています。
そう考えるとあの登場が一番自然だし、他と比べて緩急がついていて引き込まれますよね。
この100話から105話で、この漫画、なんか凄いぞ…!!となって一気にハマりましたね。ええ。