2018年10月19日金曜日

【J-POP】人工衛星by相対性理論 歌詞考察


音楽の中に「相対性理論」というカテゴリを作ってしまいました。
これから他の曲についても書く…のかなあ。
まあとにかくバンドとしては一番好きです。

『人工衛星』は相対性理論の3枚目のアルバム『シンクロニシティーン』の3曲目に収録されています。


歌詞はこちら→http://j-lyric.net/artist/a04f804/l020128.html




※久々に聞いたら印象変わったので一部書き換えました(2023年)


Aメロがわかりやすいマイナー調なのが好きです。


まずは1番、2番の出だしで気になるこれらの言葉。


人工衛星マギオン:チェコスロバキア(現:チェコ)の人工衛星のシリーズ

(出典:Wikipedia)

空中庭園バビロン:メソポタミア地方の古代都市


サビの「プラハ」と「ペルシャ」はここからきていますね。調べて初めて知りました。

あとはこれ。


散開:「散開星団」のことを指しているのか、単に散らばっているという意味なのか...。散開星団なら、朱い色が混ざっているというのは老いた星が多いということでもあるのですが、単にイメージカラーと解釈した方がいいのかもしれないですね。



◇「彼」の人物像


明らかな情報としてあるのが、「シャイ」で2番では「逃亡中」であること。


あとはおそらくプラモデルが趣味です。生粋のオタクです。


女の子が嫌いなわけではないのですが、迫られると腰が引けてしまって思わず逃げてしまうのです。


「完成前の世界を壊す」という表現が地味に一番「彼」の性格を表していると思います。


これはおそらく世界そのものについて歌っているのではなく、彼の世界について言っているのだと思います。機械とかパソコンとかプラモデルばかりを相手に生きているであろう彼の繊細な世界観が、彼が(精神的に)大人になることで完成されてしまう前に、自分が入り込んで壊してしまおうと言っているように聞こえます。


この感覚は上手く説明できないのですが、オタクっぽい男子を相手にしたときにめちゃめちゃ感じます。


◇寄り添っている二人とは誰か


これがよくわかりません。というかこれさえなければわかりやすいんですけど…


歌詞の最後でどうやら写真の中の話であるということが明かされているので、「わたし」と「彼」なのでしょうか。(もし写真じゃなかったら、女性の方はほぼ第三者だと思いますが…)


写真の中の二人が「わたし」と「彼」だと仮定した場合、この二人は付き合っていて、今現在その彼に逃げられているところだと思います。(別れを告げられたのかは何とも…)


Aメロを見ていると現在進行形で片想いをしているように思えますが、この仮定では違います。

彼が「シャイ」であるがゆえに付き合っているのに不安であり、プラモデルその他が一番の恋人で、自分が二番のように思えてしまうのです。

だから追い続けます。そして皮肉なことに、彼はそれを重荷に感じて逃げてしまうのです



(女性が第三者のパターンも書こうと思ったんですけど、「フィルム~」という歌詞からして、個人的にどうしてもそう思えないのでやめておきます。もし第三者だったら過去の思い出を閉じ込めたイメージで書かれることはないのではないかと)


◇最後の恋


この最後の連の歌詞、絶妙ですよね。

VIPというのは普通に要人という意味のあの省略語だと思うんですけど...

となると、最後の恋はしっかりと大切にされたいみたいな意味かなと思ったのですが。

彼が成長してそうなってくれることをまだ願ってしまうのか、半分諦めていて他の(自分を大切にしてくれる)人を探してしまうのか、どちらとも取れる気がするんですよね(というか両立すらするかも)



歌詞に思い当たる節がありすぎて、そっちに寄せて書いてしまいました…笑


難しいですね。全く違うとらえ方もできるような気がします。




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